- Amazon.co.jp ・電子書籍 (149ページ)
感想・レビュー・書評
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"百合漫画"というジャンルを知った最初期に読んだ漫画。私の"百合"勘に大変大きな影響、あるいは傷跡と称してもよいですが、とにかくそういったものを残していきました。
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百合な作品として括るには難しい。化粧、下着、生理などの女性特有の特質を物語に組み込める卓抜した筆運びや思春期時代の繊細さ、鈍感さ、純潔、不純、好意、嫌悪なる不安定な狭間に揺れ動く心情がかわいい女の子に内包されている甘さだけでは収まらない苦さ、毒々しさも抱えた女性、少女を描いた作品にも近いと思が、この作品が百合であることで存在するというのは百合というジャンルの寛容性を広げる重要な作品の一つとして示しているのではないでしょうか。
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※一部に性的描写の含まれる作品です。
【印象】
色んな"百合"、甘いのとか酸っぱいのとかよくわからんのとか。
とりわけ好みだったのは「みちくさ」「ショートカット」でした。
【類別】
漫画。短編集。
ロマンス。
"百合"。
【脚本構成】
全10編を収録。
それぞれの編が、ばしっと纏まっています。美味しい場面だけを切りだして食べている感覚がありました。ちょっと贅沢かも。
【画】
ふわっと華奢で、眼のハイライトは控えめ。
絵柄が気に入りました。特に笑顔。
【備考】
このレビューは、アマゾンKindleストアで2016年3月24日にダウンロードしたものを鑑賞して書かれました。