人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか(新潮新書) [Kindle]

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  • 【版元の紹介文】
     ?→! 人気作家からの画期的「思考」論。

     熟考したつもりでも、私たちは思い込みや常識など具体的な事柄に囚われている。問題に直面した際、本当に必要なのは「抽象的思考」なのに――。「疑問を閃きに変えるには」「“知る”という危険」「決めつけない賢さ」「自分自身の育て方」等々、累計1300万部を超える人気作家が「考えるヒント」を大公開。明日をより楽しく、より自由にする「抽象的思考」を養うには? 一生つかえる思考の秘訣が詰まった画期的提言。
    http://www.shinchosha.co.jp/book/610510/


    【目次】
    まえがき [003-016]
    どうしたら抽象的に考えられるのか?/客観的と抽象的/小さいか大きいか/具体的なものが邪魔をする/「理想論」かもしれないが/感情的にならないように/何故、抽象的になることが必要なのか/この本で語りたいこと
    目次 [017-021]

    第1章 「具体」から「抽象」へ 023
    「抽象的」とは「わけがわからない」という意味ではない/「抽象」とは「ものの本質」に注目すること/「抽象」するためには「想像」が必要/「抽象」の大切さ/「抽象」を具体的に説明する/抽象的なことを伝えるには/イメージを限定しない/抽象的にものを見る/抽象化したものは広く応用がきく/問題を解決する発想/抽象化が「発想」を促す/抽象化は思考を要求する/メリットとデメリット/抽象的思考が生み出す「型」/アイデアはどこから来るのか/アイデアのための備え/具体的な情報が多すぎる/「見えるもの」が既に偏っている/冷静になって考えてみよう/自由に考えられることが本当の豊かさ

    第2章 人間関係を抽象的に捉える 059
    「楽しく過ごしたい」という願望/「人間関係」という問題/他者を観察する/決めつけてはいけない/相手の身になって考える/現実の人間は複雑である/奥深い人、浅はかな人/他者から発想が拾える/マニュアルは具体的だが/「手法」も具体的だが/「情報」も具体的だが/具体的なものに囚われている現代人/年寄りの方が囚われている/「行動」が抽象的では問題/抽象的であれば、柔軟で冷静になれる/人間関係も抽象的に考える/「友達」を抽象的に考える/「悩むな」とは言わない/割り切らない方が良い/ときどき具体的に表現してみるのも良い

    第3章 抽象的な考え方を育てるには 095
    抽象力を育む方法はあるのか/「教えられるものではない」という理解が必要/「考える」という体験/「発想」には「手法」がない/なにが「発想」を邪魔しているか/便利すぎて失われた時間/自分で自分を変えるしかない/手法のようなもの/普通のことを疑う/普通のことを少し変えてみる/似たような状況がほかにもないか/喩えられるものを連想する/創造的なものに触れる/自分でも創作してみる/歳を取ると、頭は固くなる?/大人たちがまず学ぶべき/子供には、注意して接しよう

    第4章 抽象的に生きる楽しさ 130
    なにものにも拘らない/無意識に拘ってストレスになる/研究者という職業/研究とはどんな行為か/思考空間を彷徨うトリップ/職業にも拘らない/小説家という職業/小説のための発想/発想するから、「体験」ができる/「ものを作る」という体験/「方法」に縋らない/具体的な方法ほど実は怪しい/さらに抽象すれば/なにもかも虚しい?/どうでも良いことで忙しい/自由のために働く/実現した「忙しくない毎日」/自由はダイナミックでエキサイティング/「考え方」が人間を導く

    第5章 考える「庭」を作る 163
    問題とは具体的なもの/発想のあとに論理的思考が必要/思考のあとには具体的な行動が必要/論理的な思考では解けない問題がある/発想だけで解ける問題も珍しい/発想と論理的思考のバランス/具体的に、今すべきことは何か?/庭仕事から発想したこと/自分の庭を育てる/小さなことを見逃さない/頭の中に自分の庭を作る/自分で自分を育てるしかない/「楽しく学ぼう」という幻想/もうちょっと考えよう/「危ないのでは」という発想/「知らない」という不安/「知ること」に伴う危険/「決められない」という正しさ/「決めない」という賢さ/理想を目指すことの楽しさ

    あとがき(二〇一二年九月 木漏れ日に輝く緑風の下 森博嗣) [199-207]
    「 」の意味/「というもの」という表現/「好きか嫌いか」症候群/「発想」がないことの危険/最後に

  • 抽象的な考え方をする優位性を説く。抽象的に物事を捉えられる人は、日頃から抽象的にものをみているから、頭の中に抽象概念がぼんやりとした広がりをもって収まっている。ぼんやりしているため、いろんなものとリンクしやすい。アイデアマンである。発想する前から連想を繰り返しているので、いざというときに取り出せる。他方、具象に囚われている人は、見かけの複雑さに惑わされ、問題の本質が見えず結果的に判断を誤る。「具体的に」。よく聞く言葉であり、自分も発する言葉でもある。具体が事の本質を考えさせる機能を喪失させる実は諸刃の剣。常識を一変させられる強烈なメッセージに驚倒させられた。

  • 「抽象的に考える」ことに関する本。具体的に考えることを勧める本はいくらでもあるが、抽象的に考えることを勧める本はあまりないように思う。抽象的というのは一般化して考えるということで、さまざまな物事を決めつけないことである。また、発想というものは多くは抽象的であり、それを支えるのは抽象的にものごとを考えるという訓練なのだ、と(もっとも、それを教育的に育てることは難しいが)。

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