自分の業界にも多大なる影響を与える、トヨタの内情、今後を知るために本書をとった。
ある程度、把握できていた内容も多かったが、新体制の講評などは新鮮だった。
印象に残った点は下記
・テスラは22年は131万台/純利益125億円なのに30年には2000万台を予定している
・ウーブンシティは独立したアリーンを開発中だったが、近氏など章男氏の側近レベルが経営に入り込み、トヨタにカスタイズしたOSを望んでいる
・章男社長はリコールや豊田血筋などを経験しなくとも良いなら、しないほうが良い経験、経験しても何の価値もないとしている。大輔氏に対しても本人が自分の運命をどう受け止めていくか、それに尽きると述べている
・中島副社長はジャイアンと評されてる
・中国は、中国にうまみのある技術をもっていない外資メーカに対しては追い出しにかかっている
・北米は、サプライチェーンを丸ごと北米にシフトしなければいけない
・半導体市場ではトヨタGrは遅れをとっており、トヨタの資金力を生かしてデンソーでの大型投資が求められている
・小林番頭はかつてデンソーに転籍して、異例の抜擢でトヨタ副社長に返り咲いた
色々と内情を知れるので、そこらへんを知りたい人は読んでみてもよいと思う