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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (262ページ)
感想・レビュー・書評
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重松清は、やはりいい。
重松氏の作品を手にしたのは、「ビタミンF」以来であろう。10年以上ぶりに読んだが、重松清の家族小説はいろいろと考えさせられる。
家族であるがゆえにいやなことがある。家族以外の人から言われても聞き流せる言葉でも、家族(両親)から言われると無性に腹が立つこともある。でもこれが家族だ。この本を半ば衝動的に購入したきっかけは、ほんの些細なことであるが自分の家族(両親)とのことで嫌なことがあった直後だったからだ。
レイコさんと自分を重ね合わさずにはいられなかった。どうでもいいようなプライドにこだわりすぎて、自分の道を狭めてしまっている点、周囲との軽いノリの会話が苦手である点、自分も同じだなあと思った。
重松清、また別の作品も読んでみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3浪の末に受験勉強のために住んでいた東京から
地元へ戻ってきた主人公の、家族や友だちとの
出来事について書かれている。
感情移入しづらい所が多すぎて
郷愁の念を抱くこともなく、イマイチな読後感。
大学入学してないのに上京して、3浪するまで浪人生続けることや、
実家が農業をやっていること、
実家が核家族でないこと等、
主人公と自分との相違点が多すぎるのかも。
話としてもまとまって終わった感じがしない。
時間おいて読み返すと違う感想が得られるだろうか。
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