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感想・レビュー・書評
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謎の惑星ハイペリオンと、そこに現れる神シュライクに因縁を持つ7人の巡礼(とはちと違う気がするけど)の物語。 各人が語る過去が1つ1つの章になっていて、全員が語り終える時、謎が解明される。と思いきや解決は次の本で、だそうで。どの話も違うSF要素が含まれていて新鮮だし、読みにくい文章じゃないんだけど、でももう1冊(本当に完結するにはあと3冊!)読めって言われるとちょっと厳しい長さだよな。まあ時間がある時に続き読もうと思います。
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SF小説の中でも評価が高かったこの小説。
この上巻では、ハイペリオンへの旅に出た者たちのそれぞれの物語が語られているが、それぞれに内容の濃いものであり、引き込まれていった。
一つ一つが長い話であり、これらの話がどうつながっていくのか興味をそそられる。SF小説ならではの表現もあるのはやむを得ないかな。
下巻が楽しみだ。 -
なんとなく敷居高いイメージで手を出してなかったのに読んでみたら全然違った。
シンプルに面白い。
睡眠時間削って読み進める系のエンタメ小説だなんて誰も教えてくれなかった。
油断してると某章でボロ泣きさせられる。
大体このフォーマット(カンタベリー物語)の小説があと五千冊は出てなきゃいけないのに全然見かけないのはどうして?
メインの登場人物はみんな魅力的だし物語の顛末も気になるけど一生誰かの身の上話を聞いて(読んで)いたかった気もする。もっと5000人くらい乗客がいても良かった。
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ハイぺイオンの巡礼という一つの物語のはずが、その中で6つの物語が紡がれる。
どれも一つ一つの物語が不思議な物語。それでいてハイペリオンという星に関連する。
聖職者、詩人、軍人、教授、探偵、領事のそれぞれの不思議な過去を語る。
領事の話は人間の横暴さ、浅はかさを如実に表していて、読んでいて悲しくなる。
教授の話も子を持つ親としてはやるせない思いに囚われる。
宗教的な部分もあり、理解できない部分もあるが、面白かった。
この話が続編でどのようにつながっていくのか楽しみ。 -
再読だが20年以上前?
とても面白かったのを憶えていて、シリーズが完結したようなので、今回シリーズ制覇に挑戦。
ダン・シモンズのSF以外の本はかなり読んだが、歯切れの良い文体に練ったストーリーが楽しめる。
この作品も全くの架空の話ながら、リアルな人物像と豊かで緻密な世界観でじっくり楽しめる。
一方で架空世界の自然描写や世界観の描き込みが濃厚すぎて読み疲れる部分もある。
とはいえ下巻も、イマジネーションあふれる世界観、想像も出来ない物語の展開に期待。 -
重厚なSFというかファンタジー.辺境の惑星ハイペリオンに向かうそれぞれ職業の違った7人の巡礼者.それぞれの物語が語り始められる,
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読了日 5/11
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なげー。
これでやっと半分か。
まだ何も、判らない。
だけど、全く読むのが苦にならない。上手い。この先、この話がどこへ行ってどう収束するのかムッチャ楽しみ。
まだ半分かー。