パレス・メイヂ 1 (花とゆめコミックス) [Kindle]

著者 :
  • 白泉社
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感想 : 9
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  • 全巻読了。
    パラレル日本の大正時代。
    男装の女帝と侍従の禁断の…というと濃すぎる気がするが。
    少年は成長し、頼れる存在になり、可愛がるが愛おしいに変わり、比翼の鳥となる存在へ。
    公務第一の凛々しい陛下が美園のことになると、子どもっぽくなったり、乱れた感情を見せたりするのが…たまらん。

  • 待ち合わせの間の時間つぶしに購入。
    池袋ジュンク堂で面出しされていて、「別冊花とゆめ読者アンケート一位」だとか…なんとか…と書かれていたので気になって手に取ったらさ~~


    少女帝と少年侍従の話だというので、甘酸っぱい物語を期待していたのですが、甘酸っぱいというよりは丁寧で優しくて、そしてちゃんと相手を思いやる愛情あるお話でした。
    物語の起伏があってどきどきハラハラというよりは、1ページ1ページ丁寧に読み進めていく感じ。まぁ淡白と言ってもいいかも。
    でもそのプラトニックな所がこのお話のよさかな、と。
    第二巻があるそうなので、そこでこの二人がどうなるかが気になります。
    ほんとーに、学園物のラブコメだったら4巻くらいじっくりかけそうなストーリーをあっさり1巻にまとめて、すぽぽんと話が進んでいくので、少し勿体ないような~でもそのクドくないところがいいのかも。
    間で1年の成長が見えるのも、私は好きです。
    少年から大人へ。お話の鍵でもある、このシチュエーションが1年の空白によって、とてもナチュラルに読者に伝えてきたような気がします。

著者プロフィール

愛知県出身。
2000年、「月刊ウィングス」(新書館)の『NO GIRL,NO LIFE!』でデビュー。書店でのアルバイト経験をもとにしたエッセイ漫画『暴れん坊本屋さん』(新書館)で注目を集める。代表作に、近代日本文学を題材にした『よちよち文藝部』(文藝春秋)。ストーリー漫画では、若き女帝と侍従の少年の恋を描いた『パレス・メイヂ』(白泉社)がある。

「2022年 『ひらばのひと(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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