心配事の9割は起こらない―――減らす、手放す、忘れる「禅の教え」 三笠書房 電子書籍 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 本のタイトルと内容がちょっと違う気がしましたが、参考になりました。禅を元にした生き方のヒントが書かれている本でした。
    【特に取り入れたいなと思った箇所】
    ・丹田呼吸
    →姿勢を整えてから呼吸を整えると心も整ってくる。
    姿勢を整え、おへその下、約4-5センチの丹田(たんでん)に意識を向けて、息を吐き切る。
    ・怒りの感情は頭にまで上げるな
    ・正論を振りかざさない
    ・歳を取ることは年輪を重ねること

  • 自然にありのままを受け入れ生きていく。
    現代に必要とされる生き方でないでしょうか?
    情報過多、飽食など世の中には様々なものが溢れ、人間はいつもその取捨選択に追われてる。

    自分はこの本を読んでもっと素直に自然に構えて生きれたらいいなと思いました。

  • 〝幽霊の正体見たり枯れ尾花〟・・・不安や悩み、迷いのほとんどが「妄想」「思い込み」「勘違い」「取り越し苦労」に過ぎない実体のないもので、客観的に見れば「なんでもない事」に振り回されてしまっていることが多い。〝世の中には自分ではどうにもならないことがある。それをどうにかしようとするとするから、しんどくなったり、苦しくなったりする〟・・・「あるがまま、そのまま」を受け入れる。引きずらない、抱え込まない、焦らない、慌てない、毎日一回必ず「立ち止まる」・・・禅の教えです。

  • もし、たられば、先のことまで気にしすぎてしまう私にぴったりな言葉が綴られた本でした。

    まだ起こってもないのに心配したり、もし起きた時のことを考えて予防線を張る。他人と自分を比べて落ち込む日々。そんな生き方をしていた私に響く、優しい言葉の数々でした!

    全てをすぐに変えることはできないですが、こんな考え方があるんだ!って頭の片隅においておくだけで心が軽くなりそう!

    特に、他人のしたことは自分がしたことにならず。誰かを羨む気持ちも、それらは全て妄想なんだってお話に納得でした。

    あるがまま、起きてることを受け止めて、私は私のために努力をする。誰かが努力をしても、それはその誰かのためで私には関係がなく。努力は誰かと比べてではなくて、自分が今以上によくなるために。分かってはいるけどどうしても比べてしまうこの感情は、妄想だったのかもしれないなぁ。

    ただ、しんぱいごと9割は起こらない、については特に深くは話してなかったので、このタイトルに惹かれた方はちょっと残念かもしれないです!

  • 心配事の多くは自分の妄想(考えすぎ)が原因であり、自分の物事の捉え方が原因である。
    他人と比較することをやめることで幸福度はあがる。。
    など、禅の観点からメンタルコントロールを説く本。
    そしてそれをサラリーマン生活に落とし込んでくれている。
    嫌われる勇気に近いものがあるかなと思いました。

  • 参考になった点は
    ・情報から距離を置け
    ・自分のことでさえ自在にできないのに子どものことを我が物のように扱うなんて無理だ
    というところ。

  • 良い禅語をたくさん頂きました。
    相変わらず禅の本は、
    当たり前のことばかり書いてあるので、
    サクッと読めてしまう。
    実際はそれから大事なんだろうけど。
    そして、あとからジワリとくるんだろうけど。
    なかなか境地には行けないのですが、
    ならばサクッとたくさん読んでいって、
    自分に染み込ませていこう、という
    およそ禅の世界には相応しくない読書法です笑
    でも、徐々に染み込んでいる気が…します!

  • 文字通り、心配事についてどう対処することを、禅僧が書いた一冊。

    言うは易し、行うは難しの世界。

  • 「莫妄想」ー妄想することなかれ
    心を縛るもの、心に住みついて離れないものは全て「妄想」です
    妄想をできるだけ減らしていく
    「悟れば好悪なし」
    どんな人も他の人とはは比べ様がない「絶対」の存在
    比べ様のないものを比べようとするから余計な不安や悩み心配事が増えるー自分自身を信じていきよ

    「一息(いっそく)に生きる」
    仏教でいう「三世に生きる」
    過去にいつまでもこだわっていることはそのまま今の生き方に対する自信のなさを表明していることです

    あるべきものがあるべきところにあるべきようにある
    「あたりまえ」のことを一度見直す
    そのことに自分がどれほど支えられているか、癒されているか、励まされたり勇気づけられたりしているか。

    「七走一座」七回走ったらいったん座ってみよ。
    止まることは大事な古都。
    それまでの自分を振り返ってみよということ
    失敗の原因を素直に認識し、これは非常にいい体験だった尊い教訓になったというところまで心を開く人は後日進歩し成長するひと 様々なことに「考える時間」をつくる
    前向きに受け止める
    気持ちが落ち込んでも負の心をプラスに転じていく

  • 心配事の9割は起こらないというタイトルだが、それに関する記述は一切ないことに驚いた。

    いろいろと良いことを言っているとは思うが、日常生活にものすごく役立つかは疑問。

    著者の方が伝えたかったことは、「他人ではなく自分を見つめ、今を一生懸命生きること」なのだと思われる。

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著者プロフィール

枡野俊明(ますの・しゅんみょう)
1953年神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学名誉教授。大学卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年『ニューズウィーク』日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選出される。近年は講演活動や執筆も積極的に行い、ベストセラー・ロングセラー多数。

「2023年 『仏にゃんのふわもこやさしい仏教の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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