心配事の9割は起こらない―――減らす、手放す、忘れる「禅の教え」 三笠書房 電子書籍 [Kindle]

著者 :
  • 三笠書房
3.29
  • (15)
  • (28)
  • (48)
  • (16)
  • (5)
本棚登録 : 456
感想 : 50
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (167ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 本のタイトルと内容がちょっと違う気がしましたが、参考になりました。禅を元にした生き方のヒントが書かれている本でした。
    【特に取り入れたいなと思った箇所】
    ・丹田呼吸
    →姿勢を整えてから呼吸を整えると心も整ってくる。
    姿勢を整え、おへその下、約4-5センチの丹田(たんでん)に意識を向けて、息を吐き切る。
    ・怒りの感情は頭にまで上げるな
    ・正論を振りかざさない
    ・歳を取ることは年輪を重ねること

  • 〝幽霊の正体見たり枯れ尾花〟・・・不安や悩み、迷いのほとんどが「妄想」「思い込み」「勘違い」「取り越し苦労」に過ぎない実体のないもので、客観的に見れば「なんでもない事」に振り回されてしまっていることが多い。〝世の中には自分ではどうにもならないことがある。それをどうにかしようとするとするから、しんどくなったり、苦しくなったりする〟・・・「あるがまま、そのまま」を受け入れる。引きずらない、抱え込まない、焦らない、慌てない、毎日一回必ず「立ち止まる」・・・禅の教えです。

  • 自然にありのままを受け入れ生きていく。
    現代に必要とされる生き方でないでしょうか?
    情報過多、飽食など世の中には様々なものが溢れ、人間はいつもその取捨選択に追われてる。

    自分はこの本を読んでもっと素直に自然に構えて生きれたらいいなと思いました。

  • 心配事の多くは自分の妄想(考えすぎ)が原因であり、自分の物事の捉え方が原因である。
    他人と比較することをやめることで幸福度はあがる。。
    など、禅の観点からメンタルコントロールを説く本。
    そしてそれをサラリーマン生活に落とし込んでくれている。
    嫌われる勇気に近いものがあるかなと思いました。

  • 文字通り、心配事についてどう対処することを、禅僧が書いた一冊。

    言うは易し、行うは難しの世界。

  • 「莫妄想」ー妄想することなかれ
    心を縛るもの、心に住みついて離れないものは全て「妄想」です
    妄想をできるだけ減らしていく
    「悟れば好悪なし」
    どんな人も他の人とはは比べ様がない「絶対」の存在
    比べ様のないものを比べようとするから余計な不安や悩み心配事が増えるー自分自身を信じていきよ

    「一息(いっそく)に生きる」
    仏教でいう「三世に生きる」
    過去にいつまでもこだわっていることはそのまま今の生き方に対する自信のなさを表明していることです

    あるべきものがあるべきところにあるべきようにある
    「あたりまえ」のことを一度見直す
    そのことに自分がどれほど支えられているか、癒されているか、励まされたり勇気づけられたりしているか。

    「七走一座」七回走ったらいったん座ってみよ。
    止まることは大事な古都。
    それまでの自分を振り返ってみよということ
    失敗の原因を素直に認識し、これは非常にいい体験だった尊い教訓になったというところまで心を開く人は後日進歩し成長するひと 様々なことに「考える時間」をつくる
    前向きに受け止める
    気持ちが落ち込んでも負の心をプラスに転じていく

  • 心配事の9割は起こらないというタイトルだが、それに関する記述は一切ないことに驚いた。

    いろいろと良いことを言っているとは思うが、日常生活にものすごく役立つかは疑問。

    著者の方が伝えたかったことは、「他人ではなく自分を見つめ、今を一生懸命生きること」なのだと思われる。

  • あまり面白くなかった。
    内容がまとまっておらず、全体として何が言いたいのかイマイチ頭に入ってこなかった。恐らく、禅を極めた人なので主張が達観しており、大きい概念で話しているのだろうが、一般人の私にはボヤっとし過ぎて印象が薄かった。

    一つだけ印象に残ったものを挙げるとすれば、「禅は思想でなく実践・経験によって培われる」という筆者の主張。マインドを変えるだけでは何も変わらない、実際に行動することで自分のものさしが磨いていきたい。

  • 不毛な心配から逃れられる方法が書いてあると期待したが、ちょっと違っていた。
    禅問答のような内容。

  • 禅の考え方はなかなかいいんじゃないかな

  • しんどい時だからこそ心がすっと落ち着いた

  • 先のことは考えるだけ無駄!
    ただただ今を精一杯生きることが大事。

  • 彼だったらどんなふうに仕上げてくるか期待したいね。
    この期待感はうれしい。この気持ちを持てたら常に仕事を楽しめそう。
    自分流の色をどう出すかが大切。
    結局ネガティブをどうポジティブに受け取るかだけの話。

  • 生活で意識したいようなこと、参考になることが多かった。また、禅から生まれた日常で使う使う言葉も多いことがわかり、勉強になった。禅の考えを少しでも生活に取り込みポジティブな気持ちで日々過ごしたい。

    実践する中で経験を積み重ねて、体でわかる、つまり、「体感」することで、自分にとって正しい判断ができて、もちろん、行動もついてくるのです。知識だけでは「ものさし」を持つことはできないのです。

  • タイトルから期待していた内容ではなかった。よく言えば読みやすい、悪く言えばありきたりなことしか書いてない。

  • 最近は禅の本や聖書の言葉を読んで生きる力をもらうことが多い。本書にもたくさんの禅語が並べられていて、できれば是非覚えておいてことあるごとに思い出したいものだ。
    なかでも一番気に入ったのは「冷暖自知」。器に入っている水は暖かいのか冷たいのか、実際に飲んでみないと分からない。考えるより動くことが大事であるという意味であるが、著者はここから一歩進めて、根底には常識を感じながらも常識から自由になって、独自の判断で生きて行くための「ものさし」を持つためにはとにかく実践し、経験を積んでいくしかない、だから実践は大事だと説いている。非常に感銘を受けた。
    さらに「花に逢えば花を打し、月に逢えば月を打す」もお気に入りである。花に逢ったらその花を味わい、月に逢ったらその月を感じるままに味わおう、余計なことを考えず、心を空っぽにして、体も心も自然に委ねなさいという意味である。この精神は、常に頭を使うことを強いられている現代人にとって、「感性」や「感覚」を刺激し取り戻すために重要である、なぜならば人と人との結びつきで大切なのは知識や教養ではなく、感性や感覚だからと著者は説いていて、これもまた納得の指摘である。
    本書を読みながらハイライトした部分全てを覚えておくことは、記憶力が悪いからできない。だからEvernoteに取り込んで検索できるようにした。

  • 浮かぶに任せ、消えるに任せる

  • やはり枡野俊明さんの本はいいね。
    今回もいい言葉が盛りだくさんだ。
    「妄想することなかれ」「比較することをやめたら、妄想の9割は」「私たちには今をどう生きるしかない」「欠け椀として今を存分に」「仕事のストレスは勝ち負けに対する過剰な意識が原因」「いまそこにある仕事」「お先にどうぞ」、
    などなど、得るものが多い本だったね。

  • 余計な不安や悩みを抱えないように。
    他人の価値観に振り回されないように。
    無駄なものをそぎ落として、限りなくシンプルに生きる。
    ➔本書で言いたいこと。

    ラクに、のびのびと、前向きに生きている自分に出会える本。

    <はじめに>
    不安や悩み、迷い。
    ➔「妄想」「思い込み」「勘違い」「取り越し苦労」
    =「実態」がないもの。

    「幽霊の正体見たり枯れ尾花」

    「なんでもないこと」に振り回されている。

    心配事の”先取り”などしない。
    ➔「いま」「ここ」だけに集中する。
    =減らす、手放す、忘れるがポイント。

    <第1章 さっさと減らそう、手放そう、忘れよう>
    禅的、不安と悩みの遠ざけ方。

  • 住職である筆者が、人生を限りなくシンプルに生きるための方法や考え方を説いた本
    。禅の教えに基づいて、減らす、手放す、忘れるを基本として、心を軽くする方法が書かれている。
    仕事、家庭、人間関係など、様々な部分で役に立つ「考え方」が書かれている。
    読んでいくと、確かにそれはそうだよな、と納得させられる部分が多い一方で、特に変わった考え方、聞いたこともない考え方が出てくるわけではない。
    ただ、もしこれまで、メンタルや心理学に関する本を読んだことがある人は、禅の考え方においても、現代の心理学にも通ずる考え方がある、ということを理解できることもあるかもしれない。
    本の内容自体は理解しやすく、実際の生活に生かしやすいものであると感じた。

全50件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

枡野俊明(ますの・しゅんみょう)
1953年神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学名誉教授。大学卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年『ニューズウィーク』日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選出される。近年は講演活動や執筆も積極的に行い、ベストセラー・ロングセラー多数。

「2023年 『仏にゃんのふわもこやさしい仏教の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

枡野俊明の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×