グランド・マスター [DVD]

監督 : ウォン・カーウァイ 
出演 : トニー・レオン  チャン・ツィイー  チャン・チェン  マックス・チャン  ソン・ヘギョ 
  • 松竹 (2013年12月5日発売)
2.74
  • (3)
  • (8)
  • (28)
  • (21)
  • (5)
  • 本棚登録 :120
  • レビュー :36
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105067875

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 華やかで気品のあるとても美しい作品でした。
    トニーレオンのイップマンは「金持ち争うわず」と云ったような上流階級の落ち着きと人としての格の高さが見事に醸成されていて、少し人を喰ったような不敵な笑みにくどさがなく自信が漲るような強さを見せつけていたのが印象的だった。同じイップ役でもドニーイエン版との違いを見せつけられた。見事と云う他ない…
    本作はグリーンディステニーやラバーズと云った大作に勝るとも劣らない素晴らしい作品です。共演のチャン・ツィイーも女であったが為の業とでも云うべきモノを見事に演じていて、アヘンを吸い、横たわるシーンなぞ悲しみと憂いに満ちたあの表情は堪らないもんがありますね。雨と雪…水の使い方が印象的で速さ、力強さなど技の切れや衝撃を効果的に演出していました。その辺はさすがにユエンウーピンならではと云ったところでしょうか。少しばかし解せないのは、カミソリが本筋と絡みが薄く、最後まで傍流のまま終わっちゃったことかな…どこで絡んでくるんだろうって楽しみにしてる間に、あらら…ってか
    あと脇を取り巻くジジイ連中の格好いいこと…あれは堪らんですね。深みがあって重みがあって味わいがあるってのはカッコいいです。年取らないと無理ですね。ああいうのは…
    本作本当に素晴らしかったです。必見の価値あり

  • 『グランドマスター』、これは好き嫌い賛否両論あっていい映画だと思います。つまらないけどね。
    『イップマン』シリーズの方を観てないんだけど、あれ好きな人はこれダメなんじゃない?
    TIMEとかキネ旬ではなぜか評価が高く、秘宝のはくさいアワードにはランクインしてるんで、そりゃそうだろうなと笑。

    何年か前に観ようとしたんですが、その時は冒頭のアクションシーンでげんなりしてしまって断念しました。観るの中断する映画ってほとんどないんですが。
    ユエンウーピンが武術指導してるのはいいんだけど、カットをブチブチ細かく割っちゃうんですよね。ほんとにつまんない。ウォンカーウァイにアクション撮らせちゃダメだろ!すっげーカッコつけてるし。
    で、これアクション映画というよりは、イップマンの伝記映画なんです。伝記映画をアクション映画のように宣伝したらしくてそれも問題なんだけど笑。
    そして伝記映画なのに、アクションはあんまりリアルじゃないんでどっちつかずなんですよ。リアルにしてドラマ映画にしたらよかったのに。

    以前『グリーンデスティニー』を観たときに、「海外向けのクンフー紹介映画」だと思ったんだけど、この映画もその要素があります。妓楼で八卦掌と形意拳と洪家拳と、それぞれ手合せするシーンとか。その割に説明が少ないんですよね。もっと見せてよ!って思うんだけど、イメージビデオみたいになってる。
    まあ、洪家拳見たかったら『少林寺三十六房』とか観たらいいんだけど。あのOPは何回見たかわからん笑。

    前も書いたけど、カンフー映画はアジア圏に比べるとアメリカは10年20年遅れてる。ブルースリーが死んだので一度途絶えたのかなと思うんだけど、ジャッキーで育って『マトリックス』『チャーリーズエンジェル』『キルビル』を観てきたら、ユエンウーピンがやっててもこれじゃ満足できないですよ。だから『グリーンデスティニー』もこれもアメリカでウケても、秘宝の読者層は満足しないですよ笑。『イップマン』の方はサモハンなのはさすがだなと思います。
    TIMEで評価されたのは、政治的な意味もあるのかも。劇中の暦がずっと中華民国なので。

    それと、映像で見てわかるのにわざわざセリフで説明してる。葉問と若梅の手合せってあれラブシーンなのに、あとでセリフで言ったりするんで、余計なとこがちょいちょいある。

    ただ、良いシーンもけっこうあって。
    この映画はクンフーを伝承するってことがテーマなんだけど、葉問の詠春拳と言えばやっぱり弟子のブルースリーで。
    餅を割れるか?割れないか?ってシーンがあるけど(なにやっとんじゃ!ってバカみたいなシーンだけど笑)、あの後で「中国だけじゃなくて世界で天下獲りたい」みたいなセリフがあって。これグッときましたね。だって、のちに伝承した弟子が世界に羽ばたくんだもん。
    その流れでラストシーンなんだけど、子役がすごい似てる!笑

    全体的に☆3ぐらいかなと思ったけど、カミソリの件で☆2に減らしました。

  • 時代に翻弄された、武道家たちの不器用な生き方を描く。フェティッシュな画面はカーウァイならでは。散文的。

  • 大傑作「HERO」を筆頭に、「グリーン・デスティニー」も「LOVERS」も(ついでに「ラッシュアワー2」も)チャン・ツィイーのアクションがその映画最大の魅力あるいは救いとなっており、本作もまた例外ではないです。中盤での列車の横での彼女のアクションはすさまじくかっこいい。とにかく顔も身のこなしも美しくて惚れ惚れ。

    でも主役はトニー・レオンのはずだから、このあともう一山くるかと思ったら、静かな終わり方をしてしまって拍子抜け。結局チャン・ツィイーによる父と娘の物語だったということかなぁ。ドニー・イェンの「イップ・マン」とのかぶり感はあまりないとは言えますが、ちょっと存在感が薄かったかも。

  • ■2017.12 TV

  • イップマンのお話し

  • 豪華出演陣、迫力のアクションなんだが、なぜか途中で断念。
    でもアクションシーンは一見の価値あり。

  • 制作年:2013年
    監 督:ウォン・カーウァイ
    主 演:トニー・レオン、チャン・ツィイー、チャン・チェン、マックス・チャン、ソン・ヘギョ、チャン・ジン、ワン・チンシアン
    時 間:123分
    音 声:中:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーステレオ


    1936年、中国。
    北の八卦掌の宗師《グランド・マスター》、ゴン・パオセンは引退を決意、跡継ぎに一番弟子のマーサンを指名する。
    パオセンは南の佛山で引退試合を開き、自分に勝った“真のグランド・マスター”に、自分がやり残した南北統一の使命を任せようとするが、野望を抱くマーサンは南の各流派を潰しにかかり、怒ったパオセンに佛山から追い払われる。
    パオセンの娘で、奥義六十四手をただ一人受け継ぐゴン・ルオメイも、父の反対を押して名乗りを上げ試合に勝つことしか頭になかった。
    一方、南の武術界からは詠春拳の宗師・イップ・マンが送りこまれる。
    7歳で詠春拳の門下に入った彼は三代目宗師を引き継ぎ、妻と二人の子供と共に満ち足りた暮らしを送っていた。闘いの舞台は、佛山で最も有名な娼館“金楼”。
    イップ・マンはまずここで働く様々な流派の武術家たちと闘うことになる。
    八掛掌、形意拳、洪家拳の使い手である武術家たちを倒したイップ・マンに、パオセンは「あなたに後を託そう」と高らかに宣言。
    だがルオメイは父に黙ってイップ・マンを金楼に呼び出し、奥義六十四手を見事に決めて勝利する。
    しかしその時、同じ高みを目指す二人の間に何かが芽生える。
    雪に包まれた地から手紙を送るルオメイの胸には、熾烈な闘いで交わした視線と重なる呼吸が甘く切なく甦るのだった。
    1937年、日中戦争勃発。1938年10月には日本軍が佛山に侵攻、イップ・マン邸は憲兵隊に奪われる。
    日本軍への協力を拒否したイップ・マンは貧窮に苦しみ、さらには幼い娘の餓死という最大の悲劇が彼を襲う。一方、ルオメイは列車の中で、日本軍に追われる八極拳の宗師・カミソリを助ける。
    彼は中国国民党の特務機関に属し、暗殺者として恐れられる男だった。
    そんな中、マーサンは日本側につき、1940年に満洲国奉天の協和会長に就任。マーサンの人格を問題視するパオセンは、跡継ぎを破棄、逆上したマーサンは師匠を殺害する。
    ルオメイは秘めていたイップ・マンへの想いを封印し、ただひたすら復讐に向かって技を磨くのだった…。
    1950年、香港。宗師たちはそれぞれの事情でこの街に流れてきていた。
    イップ・マンは武術を教え、多くの弟子たちから慕われている。カミソリは、激烈な闘いを制して組織から脱退、その後八極拳を弟子に伝えた。
    そんなある日、診療所を開くルオメイを訪ねたイップ・マンは、10年前の大晦日の復讐劇を知る…。

  • 武術をこんなに美しく魅せる事ができるのは他には無いだろう。ただストーリーは非常に中途半端で残念。伏線を繋ぐ事なく終わってしまった事にびっくりした。

  • ぐはっ…かっこええ~。
    予告編は「最強の勝者を決める!」だの父の敵だの秘めた愛だのとB級感がもりもりですが、実際には1930年代からの中国武術の流派の流れを史実にもとづいて紹介していて、カンフーマニアしか見ないんじゃないかくらいのオタクな内容。派手なワイヤーアクションは控えめに、きちんとしたリアルな中国武術をたくさん見せてくれるのが嬉しすぎます。派手派手しいSFXで盛り上げなくても、映像の高い技術だけで、拳法の技はほんとうに美しく見せることができるんだよね。チャン・ツイイーの八卦拳はほんとにきれいです。ストーリーもきちんとエンタメになっているし、トニー・レオンかっこよすぎだし。しかし派手な立ち回りシーンが多い中で、最高にシビレたのは、グランドマスターがイップ・マンに「手に持った餅を割って見せよ」というところ。あの立ち回りは美しすぎる・・・。

全36件中 1 - 10件を表示

外部サイトの商品情報・レビュー

ツイートする