はじまりのみち [DVD]

監督 : 原恵一 
出演 : 加瀬亮  田中裕子  ユースケ・サンタマリア  濱田岳  宮崎あおい 
  • 松竹 (2013年12月5日発売)
3.35
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本棚登録 : 160
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105067882

感想・レビュー・書評

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  • 1月17日にたまたま観た『クロ現』で、はじめて木下恵介監督のことを知り、その後あれこれ調べていくうちに、この作品の公開が6月にあることを知り、これは是非観なければと楽しみにしていた作品のひとつ。

    今年は「東京家族」で小津安次郎。
    「はじまりのみち」で木下恵介を知る。

    この作品は以下作品詳細参照

    戦中、木下が病気で倒れた母を疎開させるために、兄と便利屋と共に、1台には寝たきりの母を乗せて、もう1台には身の回りの品を乗せて、2台のリヤカーで山越えをした、と言う実話を軸に、血気盛んな映画青年として軍部に睨まれ、松竹を一時離れるきっかけとなった『陸軍』の製作時のエピソードを回想形式で盛り込みながら、

    ストーリーが展開していく。

    この作品自体には、主な登場人物は少なくて、メインに加瀬くんとユースケ、そして濱田岳くん。
    加瀬くんはさておき、とにかく岳くんの演技が秀逸。
    旅の冒頭、昼食からの、腹いっぱい食べたいものの話題へ移ったときの岳くんのマイム。
    あんなに上手だと思ってなくて、すごくびっくりした。
    映画のイメージがそれには結びついていなかったからかもしれない。
    (舞台出身だと思ってみていたら別かもしれなかったが)
    この岳くん演じる便利屋が、物語、さらにはその後の木下監督作品に影響を与えている
    伏線がのちのち涙につながった。(とりわけカレーライスの件)

    「あなたへ」以来田中裕子の、この演技には毎度泣かされてしまう。
    とはいえ、今回は「母」として、息子に誇りを持っている、また息子が母への敬意を表すシーン(峠越えを果たし、ようやく辿り着いた民宿へ上がる際の、加瀬くんが母の顔を拭き、髪をとかす場面。とても印象的。涙)

    加瀬くんと岳くんの間に入って、いい意味でユースケが中和してくれていて、でしゃばりすぎず足りなすぎず、いい感じでとりもっているのもよかった。

    珍しく短い尺の作品だし、出演者もこじんまりとしていて、
    それでもその他の木下監督作品も観てみたくなったし、
    なにより一瞬だけど、宮崎あおい演じる先生の役のイメージは、
    確かに「二十四の瞳」だ。

    (お友達へ宛てた書簡より)

    ちなみに、あまちゃん東京編にて、あまちゃんのいいライバルであり、親友になる女の子が、桐島~に出ていた子(松岡茉優)で、もっというと、その子ともうひとり山下リオちゃんも、「はじまりのみち」で、光石さんとモダンチョキチョキズの濱田マリ夫婦で経営する民宿の姉妹と言う設定で、岳くんがちょっかいかけてました(笑)
    ちょっとだけ注目。

    てか久々光石さん観れて得した気分。
    お父さん役の斉木しげるもいい。

    追記:松岡茉優ちゃんは宿屋の姉妹ではなくやゑ子という別の役だった。
    (wikiより)

    http://onionmovie.jugem.jp/

  • 原恵一監督•脚本監督、2013年作。加瀬亮、田中裕子、ユースケ・サンタマリア、濱田岳、光石研、濱田マリ、松岡茉優、相楽樹、大杉漣出演。

    <コメント>
    •戦時中の木下惠介の生き様を描く自伝的映画。映画中で木下の戦中戦後の作品がスポット的に紹介される。
    •これを見る限り、木下惠介の出発点は、「表現活動に対する権力介入への反抗」であり、その結果として「反戦」監督なのだろう。
    •これから木下惠介のシリーズを観ようという気にさせる映画ではある。
    •峠越えで一番辛かったのは母のたまだろうな。
    •親子のキャスティングで、大抵の映画は適当に役者を選ぶのだが、加瀬亮と田中裕子、顔が似ていて本当の親子と見紛うナイスキャスト。
    •他レビューご指摘のとおり、映画のキーマンでもある濱田岳の演技が秀逸。

    <あらすじ(ネタバレ)>
    空襲から逃れるため、正吉(木下惠介。加瀬)は兄(ユースケ)、便利屋(濱田)と共に病気の母のたま(田中)をリヤカーの乗せて、浜松から父娘らのいる山へ疎開する。正吉は、自身が監督になって手がけた映画「陸軍」のラストに情報部がいちゃもんをつけたことに腹を立て会社を退社していたが、「陸軍」を観た便利屋が、ラストシーンで戦地に我が子を送る母(田中絹代)の様子に感銘を受けたこと、そういう映画をもっと観たいなどの感想を示したことに密かに感激し、終戦後、松竹に戻ってバリバリ映画を作り始める話。
    ラスト、映画のスポット紹介で唯一セリフが入るのが、映画「新•喜びも悲しみも幾年月」(1986年)。海保乗組員を見送る大原麗子が、「陸軍」に重ねながら、「軍隊じゃなくてよかった」と呟く。

  • 木下恵介自身のお話。母をリヤカーの乗せて疎開のため山越えをする。陸軍を製作し、松竹と意見が会わず退職をしたのち、母をリヤカーの乗せて疎開のため山越えをする。そのために雇った便利屋さんが映画の中でもっとも重要な登場人物でした。便利屋さんは映画監督の仕事に戻ることを決意させた良き作品の鑑賞者でした。

  • 映画にしたのは、まずかった。
    テレビの偉人伝で十分。
    あわせて「笛吹川」を放送してほしい。
    次作を待つ。

  •  映画監督、木下恵介の戦争時の疎開の時のエピソードを映画化。

     戦争時に撮りたい映画が取れず絶望していた木下恵介がもう一度映画への情熱を取り戻す話。特に大きな何かはないが、見せてくれる映画。濱田岳の名前も出てこない便利屋と田中裕子のお母さんが特によかった。

  • カレーライス
    しらうおのかき揚げにビール
    さりとて、腹が減っては戦はできぬだ

    これに尽きる❗️

  • 堅実でいい作品だった。
    戦争のさなか、戦場に駆りだされない人々も大変な苦労をしている。
    便利屋さんとの感動的な別れのシーンでは、背中にミサイルが飛んで来るんじゃとヒヤヒヤしていた。あの場面で死んでしまったら悲しすぎる…

    現実では、きっとどこかでそういう不意打ちを食らい亡くなった方もいるのだろう。
    命を軽んじられ、表現も規制され…
    どう考えても、戦争するメリットなんてどこにもない。
    ずっと平和でいたいと強く思った。

    映画終盤、木下映画のダイジェストが予想以上に長い。
    でも幾つか興味が湧いた作品があって、木下惠介をWikipediaで調べたが、同性愛者だという。そこまでは別に普通だが、美青年達を助監督にしていたと書かれていて、なんだかがっかり。
    その情報に引きずられ、この映画の感動も薄れてしまった。
    作中では硬派な人に見えたけど、結構ミーハーだったのかな。


    主役の人はよく知らないけど、泣きの演技で鼻水から始まる珍しい人だなという印象を持った。
    ユースケ・サンタマリアはいつも変わらない演技と役柄。
    ちょい役の山下リオが可愛かった。
    濱田岳はいつショートコントを始めてもおかしくないテンション。舞台向きのオーバー演技。
    天皇の料理番を見て間もないから、母役がずっと黒木華とか蒼井優に見えて仕方なかった。
    元気な頃の回想で、自分は現実に引き戻された。あの動きは昭和の人らしいけど、少しオーバーかな。いや、それまで大人しかった母と印象が違ったから違和感を覚えただけかもしれないけど。

  • 画、筋など全体に真面目な作り。

  • 戦時中の映画監督の葛藤。

    とてもやさしい映画でした。

    濱田岳さんの演技は毎回すばらしいです。

    音楽もとても良かったです。

  • 当時の雰囲気は感じられるけども、映画というよりは資料に近い感じがしたかな。

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