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- / ISBN・EAN: 4988111245274
感想・レビュー・書評
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「昨年の10本」と題して昨年購入してみた中で僕的によかった10本を並べてみた。音楽系が3本にカンフー映画が1本、ハリウッドのアクション系が1本、料理のドキュメンタリーが1本、そして神でもある鬼平が1本、最後に紹介する作品で3本目となるインド映画で10本である。
インド映画は歌って踊る騒々しいのがインド映画のイメージが強かったのだが、3本共に音楽性の少ない作品だったような気がします。そして比較的ほろっと来る作品だったようにも思います。
この作品は本当に切ない!泣きたいのだが泣けない……泣いちゃいけない映画なんですよね。主人公のスタンリーが笑顔でいるのに泣いちゃいけないんだと思うとすごく不格好な顔でこの作品を鑑賞していた。
昼休みになるとスタンリーは空腹を水道水で満たしていた。彼は交通事故で両親を亡くし、料理屋を営む叔父の家で手伝いをしていた。叔父は意地悪でスタンリーの自宅でのよりどころは若い従業員だけだった。家族の愛情などない彼は友達には両親がムンバイからデリーに働きに行っているからお弁当の準備ができないと、気丈にふるまっていた。
「スタンリーのお弁当箱」
https://www.youtube.com/watch?v=8uTAMdfUVik
お弁当を持たないスタンリーに友達がみんなで手を差し伸べる。この子たちは本当にすごい!演技じゃなくて素にしか感じられない!まるで小学校のドキュメンタリーにも感じる。そしてそんな作品に絶対的に存在する嫌な先生!子供のお弁当で自分の昼飯を済ませる。そしてそれをスタンリーに奪われ吐いたセリフが
「弁当を持って来ない生徒は学校に来る資格などない」
嫌な奴だわ~って見た後に調べて驚いたのが、この作品はいまだ残るインドの貧困を訴えた作品で監督・製作・脚本がなんとこの嫌な先生!だからここまでのリアル感と嫌な役に徹することができるのかぁ~しかも……スタンリーの実のお父さん!親子かよ~
若い従業員がお店の残り物でお弁当を作ってくれるようになり、スタンリーがまずもっていったのはその嫌な先生で、その後も友達や優しい先生や、いろんな人のところに持っていって食べてもらう。
「お母さんが作ってくれたんだ!」って言いながら…この子本当にずるい。ずっと笑顔なんだもん詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
出演している子どもたちはみんな素人の普通の子どもたちで、主演は監督の息子さんだそう。(ちなみにいじわるな先生が監督本人)
コメディといえばコメディだけれど、大きなメッセージがあった。変な例えだけれど、JCの長い長いCMを見てた気分になる。 -
美味しそうなお弁当が次々と出てくる
予告PVがとっても気になっていた(笑)
『スタンリーのお弁当箱』。
かわいい子どもたちの学校生活や
美味しそうなお弁当にほっこり・・・
と思いきや、インド社会の厳しい現状にも
いろいろ考えさせられた。
監督へのインタビュー記事なんかも
読んでいたら、いろいろ興味深いことも発見!
http://dacapo.magazineworld.jp/cinema/115269/
この映画は、シナリオを作らず、
素人の子供たちだけを集めて、
週末や長期休暇を使って、
ワークショップ形式で制作したものだそう。
みんな、すごい役者だなぁ。
そしてそして、ものすごくいやーな教師!
と思っていた人が、この映画の監督であり、
しかもスタンリー役のパルソー君の
実のお父さんなんだって!ほんとびっくり!! -
インドは明るいな
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2021年4月期展示DVDです。
最新の所在はOPACを確認してください。
TEA-OPACへのリンクはこちら↓
https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00508348 -
2020/05/18
妻とAmazonプライムにて鑑賞。
幼い子供が苦しむ様子は痛々しく、涙を誘った。とてつもない個性の教師が出てくるが、インドあるあるなのだろうか。
親がいなかったり、貧乏だったりというのは、子供心に傷を残すのだと改めて思い至った。同時に、子供同士の友情というのはなんと美しいことか。思わず純新無垢だった子供時代を思い出した。 -
娯楽映画としては及第点。スタンリーの周りを取り囲む友人たちの優しさにほっこり。
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厳しい環境にある子どもが、周りの友人や大人支えられて無事に学校生活を送れるようになる。いい話だとは思いますが、この少年がなぜ弁当をもってこれないのかが最後までいかないとわからないので、あまり感情移入できなかったんですよね。児童労働の問題を取り上げたいのなら、もったいぶらないで最初から描けばいいのに。
結局一番印象に残ったのは、子どもの弁当を食べてしまう先生のあまりの異常さ。