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- / ISBN・EAN: 4988113765824
感想・レビュー・書評
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1996年に初めて上演されたアメリカのミュージカル.
1989年12月24日からちょうど1年間のニューヨークのイーストヴィレッジが舞台。元ロックミュージシャンのロジャーと、ルームメイトで自称映像作家のマークは、スクウォッターハウス化した倉庫ビルを占拠してボヘミアン的な日々を送っているが、ビルのオーナーのベニーから滞納している家賃(レント)を払うか退去するよう求められる。
彼らを中心に、ゴーゴーダンサーのミミ、大学講師でハッカーのコリンズ、ストリートドラマーでドラァグクイーンのエンジェル、アングラパフォーマーのモーリーン、ハーバード大卒エリート弁護士のジョアンらが、貧困と病魔に苛まれる日々の生活の中にも愛と生きることの喜びを見いだしていく。彼らの中にはゲイやレズビアン、ヘロイン中毒、そしてHIV陽性の者もおり、こうした登場人物たちによって、1980年代終わりのニューヨークの世相と、今では失われた「ボヘミアン イーストヴィレッジ」の世界が鮮やかに描かれていく。
「Wikipedia」より
性・生と死・思と愛・哀を描くミュージカル.スパイスがあちこちにちりばめられており,秀逸.
「Seasons of Love」で歌いあげられる”1年525,600分”をどうやって測ろうという問いと答えがこのミュージカル自体を象徴する.
個人的にはエンジェルのコリンズへのクリスマスプレゼントの歌とドラム付踊りがツボ.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私がミュージカルの中で秀逸だと思うのが、この、「RENT」です。日本人版、米国人版の舞台、映画など何度も見ました。
1980~1990年代、HIVが社会的な課題になっていた時代のNYウェストエンドの若者たちを描いたものです。
今の20~30歳代の方たちには、HIVは厄介ではあるものの、「死」に直結する病気ではないという印象のものかもしれませんが、HIV=死というところからスタートした世代の私には、登場人物たちの切なさが痛いほど伝わってきて、こんな切ないテーマのミュージカルなのに、こんなにエネルギーに満ちているなんて、と衝撃を受けた記憶があります。まさに、生命への賛歌。一日一日を大切に生きていこう、そんなシンプルなメッセージが、素晴らしい音楽を通して心に沁みてきます。
おそらく現在はブロードウェイでの上演はなくなっていると思うのですが、いつか、米国本場で見てみたいと思うミュージカルの一つです。 -
このミュージカルすごくいい。出て来る曲はほとんど好き。
何度も流れる"Seasons of Love"がいいですね。この歌詞の通り、登場人物たちが色んな愛を生きてて、舞台は暗い社会なのに、見た後に暖かい気持ちになれる。
特にエンジェルの生き方は一番魅力的。ああいう人になりたいです。エンジェルとコリンズが歌う"I'll Cover You"も2人が想い合ってる気持ちが出ていて大好きです♪ -
もっと今という瞬間を大切にしたいなぁと思える映画。
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キャラがNYの街並みに馴染んでいて、歌っていても踊っていても、レズビアンのプロポーズも何気ない風景の一部に見える。しかし一番胸を打つのは、エイズ患者サークルのシーンだ。短いショットの中に物語全体のテーマが語られる。名もないキャラの一人一人、しっかり人物設定が入っているのだろう。その人がそこに座っているだけでジンと来る。
ところで、DVDケースのキャスト並び順、主役の位置そこ? -
マイノリティ,エイズ,問題を抱えた若者たちがそれでも生きていく.いくつかのカップル,出会い,別れ,許し癒され,そして愛.力強い歌が彩る.
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やっぱり舞台で見た方が楽しいだろうなーと映画を見て思った。
Seasons of Loveをしょっぱなで聞けて満足してしまった。
タイトルが「家賃」というのが割と衝撃的。 -
このタイミングも歌で感情表現するの?といった場面が多くあった。
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今日は休みだったんで、また映画見ちった。
なんか最近ペース早いなぁ~。
ってことは、言い換えると時間を映画に使ってるってわけで、他にしてたことをしなくなったってことになる。
ん~、しなくなったことってなんだろ?
多分答えは、「人と会うこと」「外に出ること」かなと。
外に出るとどうしても出費がかさむから意識的にそうしてる部分もあるし、仕事の内容が変わって週末の予定立てづらくなって気づいたらそうせざるを得なかったって部分もある。
でもまぁ、必要なら動いてるはずだから、そんな気にしないでいいのかな。
会いたくなったらまた会いたい人に連絡するだろし。
流れに逆らわずに、自然にしてるのが楽なんでそーさせてもらいます。^^
風が吹けば、また勝手に翼広げるのかな、と。
んで、今日見たのは「RENT」。
若者の現実と希望を描いたミュージカルの映画版。
このミュージカルも観たことなかったんで、ほんとに初めてだった。
メッセージ性の強い話だなと思った。
これ作った人が誰なのか知らないけど、どっか今の社会にコンプレックス持ってたり、本人がそうじゃなくとも身近に弱い立場の人がいるように感じた。
この話を監督や作者が伝えたい人は、その他大勢じゃないような気がして。
過去が今につながり、今が未来につながってく。
それはまさにそうなんだけど、じゃぁ過去にやったことにしばられて未来の可能性も狭めなきゃいけないのかっつったら、そいつは違う気がする。
未来は、開かれてていいもんだと思う。
希望に満ちたもんであっていいと思う。
死期が迫ってようが、金がないからって虐げられようが、自分の仲間とわいわい今楽しくやれてんなら、それを大事にしたらいいのかなと。
あ、大事にするってのは、その瞬間を愛でるってのもそうなんだけど、その瞬間を守る為にはどうしたらいいか、その瞬間をこの先も続けていくにはどうしたらいいのか、を考えることもそうだと思ってマス。俺は。
もちろん、ガンジーじゃねぇけど「世界に変化を望むのであれば、自らがその変化となれ」って言葉にもある通り、「現状には満足できない、未来にはもっといい自分に会えるはずだ」って思うなら、まず自分を変えていく必要はあると思うけどね。
俺はそれで、RENT(賃貸)のマンションはやめて、自分のマンションを持つことにしたんだもん。
なんとなく、この話の主人公たちは見えてる未来のスパンが何日後、何ヵ月後、長くても1年後くらいな感じで、俺から見ると短い気がして、ちょっとそこで完結することに違和感を感じた。
これって、俺が年取ったってことなんかね。笑
今の俺の夢は10年以上かけないと到底実現できないもんだから、やっぱそのモノサシで見ちゃう俺がいて。「実現に何が必要かなー」とか、「あ、これ使えるかも」とか、「今できること、やっといた方がいいことってあるかなー」って。
ちなみに、その俺の夢にはこのブログ読んでくれてるような人たちはすでに登場人物として含まれてるんで、何十年後かまでお付き合いよろしくね☆笑
でも、いい映画だと思います。
前向いてちゃんと生きようって気になれるし。
絶賛されてるミュージカルを映画にするのって話を端折ったり人物像変わったり映像の見せ方も変わるし一般的にリスキーだと思うけど、映像として出せる強みをよく活かしてると思いマスタ。
いつか、生でも見に行けたらいーなー。 -
時間があれば