貧乏サヴァラン (ちくま文庫) [Kindle]

著者 :
制作 : 早川暢子 
  • 筑摩書房
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感想・レビュー・書評

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  • 森鷗外の長女の,食に関わりのあるエッセイなどを集めたもの。この方のことは全く存じ上げなかったが,個性的な人となりが伝わってきて,面白かった。あと,さまざまな著名人との交友の様子とか。著作権が鷗外の死後30年で切れて,「本屋だけが儲けるようになった」という視点は遺族ならではで,そういう考え方をしたことがなかったので新鮮だった。そう考えると,出版社というのはアコギな商売だ。

著者プロフィール

1903~87年、東京生まれ。森鴎外の長女。1957年、父への憧憬を繊細な文体で描いた『父の帽子』で日本エッセイストクラブ賞受賞。著書に『恋人たちの森』(田村俊子賞)、『甘い蜜の部屋』(泉鏡花賞)等。

「2018年 『ほろ酔い天国 ごきげん文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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