- 本 ・電子書籍 (240ページ)
感想・レビュー・書評
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基礎的なことはカバーできるかと。
プロスペクト理論によると、投資家の買値から同幅で儲かったり、損したりする場合、精神に与えるインパクトは損の場合の方が、儲かる場合よりも2倍大きいという。つまり損したくないとのこと。
自分で完全に理解していない金融商品を買わないこと。
セールスマン、友人、知人いずれも他人から勧められた金融商品を買わないこと。
バブルはなぜ起こるのか?
一言でいうなら、「借金で投資するからバブルが起きる」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ふむ
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久しぶりに投資の勉強をしようと思った。何冊か本を買い込んだが、この1冊でほぼ終わった感じがする。
コンパクトに必要な知識が網羅されている。NISAについてはもう一冊読んだ方がいいと思う(特に出口をどうするかについて)。
著者はなかなか公平で良心的だと思う。投資の世界は魑魅魍魎の跋扈するドロドロした世界なので。
勉強のために他の本も読むけど、本質は全てこの本に書かれている。コストパフォーマンスは超高。 -
2022年25冊目。240ページ、累計7154ページ。満足度★★★☆☆
以前読んだ本。AUDIBLEで聴いた。特に改めて収穫は無かったが、ギャンブルの効用の箇所が少し印象に残った。 -
山崎元さんのコラムやブログは以前から読んでいるので、その運用ポリシーやロジックについては馴染みがあったのだけど、それがコンパクトにまとめられた一冊ということで読んでみました(Kindleストアで250円だったし)。
どの金融商品に投資したらよいか、についてはいきなり冒頭で答えが書いてある、という画期的な構成。
で、その後、その答えの根拠となる山崎さんのロジックが説明される。
考え方はシンプルで、長期的視点で生活するのに必要な金額を確保(消費レベルを決める)した上で、いくらまでならリスクが取れるのかを判断して、無理のない範囲で投資する。
そして、資金の使途が限定されるような商品(医療保険とか学資保険とか)や、金融機関の営業マンが勧めてくるような金融機関の取り分(手数料)が割高な商品は避ける。
(本の中でも何度も出てくるように、山崎さん自身金融機関の人間なんだけど)
難しく考えなくていいんだな、ということはよくわかる。
ただ、個人的には投資につぎ込めるような余裕資金はまったく無いので実践に活かせないのが残念。
山崎さんは、お金の自由度をなくしてしまうという点で長期の住宅ローンを組んで持ち家を買うことはお勧めしていないんだけど、まさに自分はその境遇なので、余裕資金が出たらローンをさっさと返すというのが最もリーズナブルな「投資」ということになりそうだ。 -
Kinoppy
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「金融商品」を売る側の下心が赤裸々に描かれており、『儲けよう』では無く、『手堅く』運用を行いたい側からすると、とても有り難い書。 ギャンブルへの向き合い方、お金をドライに考える。など、唸る哲学も。
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投資について分かりやすく書かれていて、勉強になった。
きちんと内容を理解してから買うようにというからには、もう少し根拠を説明して欲しかった気もした。説明があっても分からない確率が高いけど。 -
世の中にある運用商品の99%以上が、購入の検討にすら値しない「明らかに損な」商品だ。
投資を始めて7年経ちました。リーマンショックの影響をモロに受けたり、事情があって投資額の1/3を解約したり、私生活の忙しさに埋れて投資をしない期間があったりなど、紆余曲折がありました。
今は、何とかプラスです。対象を国内株式、国外株式、国内債券、国外債券のインデックス投資に絞り、評価額を特に見ずに淡々と投資を続けたおかげだと思っています。
お金に余裕のあるうちは、出来るだけこのペースを崩さずに続けたいと思います。お金に振り回されない未来を作るために。 -
資金の運用について、ここまでシンプルに言い切ってくれると楽になる。投資を趣味としてやるのかあくまでも運用なのか、そこの線引きをクリアにすることができた。
どうしてももっと凝ったことをしたくなるけどプロには敵わないし趣味にするほどではないので、このくらいで十分なのかも。その分他に頭を使う(自分を投資する)のが正解か。
著者プロフィール
山崎元の作品





