電子版ではないけれど、何故かこの表紙が検索該当に無く。
読み終えると右の骸骨が誰なのか色々考える。。
解説菊田均氏 そっかぁ、と思ったりそうかなぁ、と思ったり。
鑑賞吉永みちこ氏 なるほど、と思ったり。
大体のストーリーは知っていたけれどきちんと読むと タイトルになるほど、と。
「私」の心情については後回しになる位他の登場人物に圧倒されたので、またの機会に再読したら違う感想をもてそう。
吉永氏の影響か御嬢さん=妻が小悪魔に見えてくるが、過去の出来事は先生の主観であるわけなので、第三者が見ればそうでないかもしれない。でもこのセリフは… とか
Kの動機は淋しさとか突発的とあるが、第一発見者が先生になるように自室で及んだのでは、とか多少嫌がらせというのは正しくない言葉かもしれないが多少含むところあっての計算もあるのでは…とか
先生の行動は若気の至りというには言葉足らずだが、そのタイミングの悪さは本当に運なのか、回避できたのではないか…
など怒涛の感想が湧き上がってきて
ナルホド、太宰治の暗さとはまた違うけれど
読み継がれている理由、魅力はわかるなぁ、と改めて。