イシュタルの娘~小野於通伝~(1) (BE・LOVEコミックス) [Kindle]
- 講談社 (2010年8月11日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (170ページ)
感想・レビュー・書評
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安土桃山時代から江戸初期まで、女流書家で文人の小野於通の伝記。
名前だけは何となく知っていた人だった。
すごい時代を面白い立場で駆け抜けた女性。
女性が独り立ちして自活するのがとても珍しい時代に、自分のセンスと腕で、自分の立場を自由に選べた稀有な人。
周囲に出てくる歴史上の有名人が本当にすごい人々すぎて、びっくりする。
本当にこんな人たちとこんなふうに関わってきたのだろうか?
マンガのストーリーとしてはとても面白かった。
事実を調べる前に、概要として於通さんを知るのにとても良い作品だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小野於通は浄瑠璃の創始者とされている才色兼備の女性です。
史実と絡めたフィクションですが、細部についても考証しているのだなと思わされる、ためになる作品です。 -
戦国時代とは、本当に運命が絡み合って、複雑な人間関係のよう。
女性の目線から描かれるのもまた印象が変わって面白い。 -
小野於通の話。時間ができたら続きを読みたい。
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安定の大和和紀。
お通という名前は聞いたことがあっても、全く知らない人物なので先が楽しみ。
戦国時代、豊臣政権の始め頃まで。馬印に瓢箪とは流石。 -
小野於通の話。
実在の人物で、書家として名を残したらしいが、それ以上にいろんなところに名を残しており、このマンガでは非常に生き生きした現代的な女性として描かれている。信長、秀吉、家康と直接面識があり、組織に属していないにもかかわらず、彼らに影響を与える女性。
小野於通という存在自体にスコープが当たるのがおもしろい。ストーリーの各ポイントでの彼女の判断は現代的に見て至極当然のものだが、当時の世の中を見ると非常に異質であったと思う。小野於通と自分を重ねて見た場合、自分ならそういう選択をしないというシーンが結構多かった。現代的に見ても、柔軟で頭のいい人に見える。
非常に魅力的な人物像。 -
信長に見いだされ、秀吉、家康に重用された。小野於通という女性。フィクションかと思ったら実在するのか。
個人的にはシックスセンスは無い方が好み。
この時代に、力では男性に劣り、地位もない於通が教養や知性で戦かう方が萌える。 -
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