白いタカ (岩波少年文庫)

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  • 原作が出版されたのは1955年で、原題はWhite Falcon。
    18世紀末の五大湖地方を舞台にしたネイティブ・アメリカン物。北米インディアンの歴史、社会、文化に興味がある人には、最初に読むべき本としてお薦めできる。
    さらわれた白人の子どもが、オタワ族に育てられ、異分子扱いされるうちに自我を強く刺激され、誰よりもインディアンらしく育ち、部族を率いる伝説的英雄へと成長していく、という、戦後の少年漫画で散々使いまわされた構成なので、今読むと激しいデジャブ感に襲われる。訳語の文体も、中学生向けの上に昭和33年ということもあり、ちょっとかったるかったり、垢抜けないところもある。
    ただ、いくつもの部族に分かれたネイティブ・アメリカンの社会と彼らの物の考え方、風習が子どもでもわかるように描かれているのは貴重。
    また、アメリカ建国直後のインディアンと白人の衝突を、完全にインディアン側から描いている、いろいろな意味で日本人には非常に共感できる話。

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