狼の寓話 南方署強行犯係 (徳間文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 変わり者だが切れ者の刑事と、新米刑事のコンビものはかなり多い。

    このシリーズもその一つ。

    少々扱いづらい女刑事、黒岩とコンビを組まされたのが、南方署刑事課に配属されたばかりの會川圭司。

    初出勤の日に臨場した殺人事件の現場で失神し、おまけに大事な証拠を
    排水口に流すという大失態を演じ、直ちに別の事件に担当替えさせられてしまう。

    その事件は、ホテルの一室で男性が殺害され妻が姿を消すという黒岩の担当するものだった。

    夫殺しの容疑がかかった妻の行方を捜す中で、事件の根にDV問題があることをつかむ。

    近藤さんの作品には、ほっこりさせられるものが多い。

    暗い事件背景でありながら、圭司と、街のおまわりさんでもある兄の宗司とのやり取り、「美樹ちゃん」と名前で呼ぶ母親との関係、そして、タフでクセのある刑事でありながら、酒にはめっぽう弱い黒岩がみせるかわいらしい一面。

    そんなこんなに癒されながら、一気に読んでしまった。

    このシリーズにはもう1冊、「黄泉路の犬」があるが、それっきり…。

    また、黒岩、會川コンビの物語を待ち続けているのだが…。

  •  合間に童話が入るのですが、それがとても面白い。本編より、そちらの結末のほうが気になってしました。

  • 大阪の南方署、刑事課に配属の會川圭司は最初の現場でどじを踏んでしまった。犯行現場のバスルームで鑑識がみつけた髪の毛を流してしまったのだ。そんなヘタレな刑事が新しく組んだ相棒が黒岩という女刑事。こちらもお荷物扱いのようだが…。

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プロフィール

近藤 史恵(こんどう ふみえ)
1969年大阪生まれの推理作家、小説家。
大阪芸術大学文芸学科卒業後、1993年『凍える島』で第4回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。
2008年、『サクリファイス』で第10回大藪春彦賞受賞、2008年度本屋大賞部門惜しくも2位、第61回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補作になる。これがシリーズ化もされた代表作となった。ほかの代表作に、ドラマ化された『天使はモップを持って』シリーズ。
2006年から、母校の大阪芸術大学文芸学科客員准教授に就任している。

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