本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (241ページ)
感想・レビュー・書評
-
江戸時代に和算、即ち日本の数学の書物を記した少女がいたという記録が残っている。
それをもとに物語を膨らませた半フィクションの小説。士農工商が絶対的慣習である世のなかで、和算に向き合うリケジョを描く。中高生向け読書感想文推薦書にも出ることがあるらしいが、確かに前途有望な若者に読ませたい内容。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
江戸時代は和算が盛んで関流以外にも様々な和算の流派があったようだ。そのなかで上方の和算を学んできた医師の娘が和算の問題を父と一緒に本にしたものが「算法少女」である。実際の「算法少女」の作者の詳細は不詳であるが、本をヒントにしてまとめた小説がこれである。和算は相当高度に達していたようだが、西洋の数学のようには汎用性がなかった。それも家元流の仕組みで解法の共有というものがなかったからだろうな。
-
復刊までのストーリーもまた、興味深い。
全4件中 1 - 4件を表示