レイガンとかは撃ちません。
単なるバカ親父、元同級生4人組のファミリー物です。
4人組…って、前作は5人組だったのに
ロブ・シュナイダーが出なくなっちゃったよ!
熟女好きキャラでかなり笑いをとっていたのに残念。
まぁ、前作はかつての5人組=バスケットチームってのが
キモだったんですが、今作は単におっさんvs若いのの図式なので
数合わせをする必要は無いんですが。
過去作と同じ形式で家族を紹介すると
アダム・サンドラー
:ハリウッドのエージェント。大金持ち。
妻のサルマ・ハエックも続投。
上の息子は高校生で好きな子も出来てモジモジ思春期。
下の息子はいじめっこに反撃できないモジモジ少年期。
娘は相変わらず天真爛漫。
クリス・ロック
:主夫からケーブルTVの設置・修理工に。
奥さんが結婚記念日を忘れていたミスを突き、しばし優位に立てると上機嫌。
上の息子はサンドラーの上の息子とマブ達。
娘は中学生?初のデートのお誘いがあったらしく、パパ心配。
さらに元気すぎる乳児が一名。
ケヴィン・ジェームズ
:無職から小さな自動車修理工場の社長へカムバック。
太目の娘は個性をはき違え、電飾ピカピカのブーツで登校。
下の息子は「ほめて伸ばす」等と言って
算数で間違った答えを出してもほめるのでバカ一直線。
ケヴィンはマザコンの気があり、こっそり実家へ帰っては母とTVドラマを見る日々。
デヴィッド・スペード
:「しゃっくりが酷かった」と言うくらいしか記憶の無い女との間に子供が出来ており、
夏の間だけ預かることになったはいいが、タトゥーバリバリ、
長身の不良高校生(アダム・クリスの上の子と同級)。
今の彼女はスーパーマッチョ女。2人でケヴィンの工場で働いている。
前作では、一時的な帰郷でしたが、今作ではアダムが本格的に故郷へ引っ越し、
こんな連中が「夏休みだし、またバカやろうぜ」とか言い出すわけです。
が、かつての遊び場、河のほとりに出かけ、昔ケヴィンがヘタレて出来なかった
10mのダイブに再挑戦…と思いきや、そこには酔っぱらった大学生たちのランチキ騒ぎの場になってました。
取り囲まれ、全裸で飛び込まされる4人の大人。
それを見てしまった彼らの息子、高校生3人組……(ひそかに大学生に混じって騒いでいたので)。
既にかの土地は若い人たちの物になっていることや、
「子供が出来てから酒の出るパーティに出たことあるか?」なんて思いから
アダムの豪邸で、80’sコスプレパーティを開催。
上の家族だけでもう人数的には一杯一杯なのに、その他多数登場するバカキャラで大変。
覚えているだけでも…
アダム:ブルース・スプリングスティーン(白Tシャツにジーンズ、って手抜き杉)
嫁:シンディ・ローパー
娘:フラッシュダンス
クリス:プリンス
ケヴィン:ミート・ローフ(歌手)
乳児:マイケル・ジャクソン
校長:青い妖精 スマーフ
奥さん連中が通うジムのトレーナー(ゲイ):インディ・ジョーンズ
前作敵バスケチームのリーダー(今は友人):トム・クルーズ(トップガン)
薬でラリラリなスクールバス運転手:ボーイ・ジョージ
デヴィッドの彼女:ハルク・ホーガン
うん、80年代ってバカだな。
そんでもって大騒ぎをするわけですが、この中でこれだけの大人数がいるのに
それぞれのエピソードを拾いつつ、それが訳わからない物になってないのは流石。
いじめられっこの次男に親の威厳を見せるコーナーでは、
アダムの少年時代のいじめっ子として、“ストーンコールド”スティーブ・オースチンが登場。
(コスチュームはターミネーター)
勇気を出して「当時のことを謝れ!」と言ってみたら、
その場で機転をきかし、アダムの子供のためにその場で打ち合わせを敢行、
見事なジョブを務めて見せたオースチンが素敵。
皆、いろいろあって大人になったのだ。
が、そんなパーティに乗り込んできたのが、河畔で大騒ぎをしていた大学生の軍団。
なんでかっつーと、彼らの社交クラブが荒らされたから。
まぁ、荒らしたのはデヴィッドの息子なんですが。
彼らのリーダー格はテイラー・ロートナー。
「トワイライト」シリーズのジェイコブ君ですね。
で、大学生軍団vs80’s軍団の大乱闘と。
河じゃ負けたけど、今度はおっさん軍団も人数じゃ負けてない。
先のオースチンや、バカ警官役のシャック(シャキール・オニール)なんかも大活躍。
そんな映画です。
また例によってゴールデン・ラジーにノミネートしているようだけど、
バカが暴れてみんなでハッピーな映画、俺は大好きです。
こんなんファミリー物として、TVシリーズにしちゃえばいいのに、
と思わなくもないですが、ギャラが洒落にならんのだろうなー。