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感想・レビュー・書評
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身近な鳥の生き残り戦略に驚きました。
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平野伸明氏 文・写真「スズメのくらし」、月刊「たくさんのふしぎ」シリーズ、2013年12月号。私たちに身近なのに、その暮らしぶりは余り知られていない「スズメ」、この本を読んでよくわかりました。「スズメ」は健気だなと思いました(^-^) 身体が小さくて襲われやすいので、用心深く、常に群れで暮らしてますが、メスをめぐるオス同士の戦い、食べ物をめぐる戦い、巣を作る場所の奪い合いでは、激しい気性をみせるようです。そして、ノスリやトビの巣の近くに巣を作るという大胆さも持ってるようです。そして清潔好きみたい(^-^)
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幼い頃、罠を作ってなんとかお近づき?になりたかったスズメ。今もその愛らしい姿を見かけると心和みます。スズメの世界も過酷なんだな。スズメの赤ちゃんが下水溝に落ちて、近所でレスキューしているとき、たくさんのスズメが見守っていたことをおもいだしました。群れることの重要性を感じます。鳩のように厚かましくなく、烏のように小賢しくなく…これからも人間と適度な距離を保ちつつ、逞しく生きていってね。
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食餌、求愛、巣作りに子育て・・・と、スズメの生態を克明に追った写真絵本で、まるで「ダーウィンが来た!」みたいだと思ったら、著者はまさに「ダーウィンが来た!」の取材撮影を手がけているカメラマンだった。
ときに愛らしく、ときに凛々しく、たくさんの鮮明な写真を通じて、身近な割に謎の多いスズメのくらしに、ちょっとだけ詳しくなれた。
2023年3月20日、世界スズメの日ということで、ひさびさに読み返した。なんでも食べられるおかげで親離れも早く、年に何度も繁殖すること、きれい好きなおかげで巣を使い回せることなど、鳥とは言ってもそれぞれの種ごとに特徴があるのだなあと感心した。