交渉プロフェッショナル 国際調停の修羅場から (NHK出版新書) [Kindle]
- NHK出版 (2013年10月11日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (159ページ)
感想・レビュー・書評
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国際会議など、ニュースで合意した、合意できなかったという結果しか、我々一般人は知る機会がないが、本書はその裏側を書いている。
当たり前だけど、やはり、首脳同士が交渉するのではなく、その前段階でこういう交渉担当者がいるんだなあ、と。
この本で交渉ノウハウはあまり学べないが、単純に国際協議の裏側を知れて楽しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
国連紛争調停官や環境省地球環境局国際調整官といった国際交渉を行う職務を歴任した著者が、交渉の舞台裏やテクニックを紹介する。決してマニュアル本ではなく、素朴に著者の経験を綴っているものだが、色々と参考になる話が多い。
交渉とは自分の主張を相手に飲ませるための論戦だと考えると、奥ゆかしい日本人の多くは交渉が苦手だろう。しかし著者が語るところによれば日本政府の交渉能力は決して低くない。なぜなら交渉は単なる自己主張ではなく、うまく落とし所に持っていくための弁論術や情報収集力だからだ。
私自身もあまり交渉が得意ではないが、ビジネスの場ではどうしても必要になる。修羅場と言いたくなるような事態も経験した。本書の最後の方に出てくる「ひとが何事言おうとも、神が見ている気を鎮め」という教えを私も噛み締めたい。 -
国際交渉の最前線で活躍する著者の外交裏話的な本。機密保持の制約が多いであろうと思われる中で、可能な限りをオープンにしたのであろう。こうしたタフな交渉の現場においても、やはり誠意や信頼といった価値観は世界で普遍であろうということを再認識させられる。落とし所を探ったり、相手のメンツを汲んだりといったところはビジネスでも同じだと思う。
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国際交渉の最前線で活躍する著者の外交裏話的な本。機密保持の制約が多いであろうと思われる中で、可能な限りをオープンにしたのであろう。こうしたタフな交渉の現場においても、やはり誠意や信頼といった価値観は世界で普遍であろうということを再認識させられる。落とし所を探ったり、相手のメンツを汲んだりといったところはビジネスでも同じだと思う。
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国際紛争調停人のリアルな話が一部でも聞けて良かった。
交渉に挑むスタンスと緊張を感じ取ることができ、スラスラ読めた。 -
交渉というものを初めて知った。
いろんな仕事が世の中にはあるんだな。 -
面倒臭い交渉が控えているので本書を購入。
交渉のエッセンスはわかったけど、具体的にどうすればいいかというのは不明。というかそこは経験して身につけていくものなのか。
著者の経験談として読んでもまあまあ面白い程度。環境問題や国連、官僚の仕事に興味ない人にはつまらないかも。 -
いや・・・聞きたいのは、そういう話じゃなくって^^;
途中からグダクダ・・・
ちょっと、、ガッカリ