回游の森 [Kindle]

著者 :
  • 太田出版
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本棚登録 : 52
感想 : 5
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感想・レビュー・書評

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  • 読めば読むほど残酷じゃありません、ただの「美しさ」を感じていた

  • ネットで誰かがお奨めしていたのでセール時に購入。他にもこの作家さんのkindleを購入しているなあ、確か。表紙が綺麗で不思議な雰囲気だな、と思いつつポチッと。
    なんかね、「やられた」というか「あぁ」というか。知ってはいけない他人の秘密を垣間見て、それも誰にも言えないような秘密を見てしまって、ちょっと後悔混じりな気分とでも言いましょうか。
    でも、私自身嫌いではないですよ、この雰囲気。短編集ですが、登場人物が少しずつ絡んでいて、さっきの話のチョイキャラが、次の話で中心に出てきたり。連作というのですかね、阪急電車とか映画編,対話編みたいな。そして、ちょっとダークでエロスな感じ。まあ、「好きです」と公言するのはやや憚れる内容だと思いますがね。オトナのマンガです。
    タイトルにも絡む「死滅回遊」という言葉。その響きだけで何だかぞわぞわしますね。ここではないどこかに行きたいと思いながらも、行き先が必ずしも楽園ではなく・・・
    繋がれているのか、繋がれていたいのか。ヒトの闇だわ。

  • -

  • 2014/01/01購入・05/24読了。

    登場人物が変わった人ばかり。ロリコン疑惑の男性、先生と交際している女子高生、人間の体温がダメな男性、ドイツで交際していた相手と日本で会ってしまう女性、金魚のお墓を作っていたら死体を埋めようとしているように見える女性に遭遇してしまう中学生男子。

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著者プロフィール

はいばら やく
漫画家。東京都在住。女性。
元々は同人作家として和泉八雲名義で活動。2006年に「コミックZERO-SUM」にて『とかげ』でデビュー。2017年、在原業平と菅原道真が怪奇事件の謎を解き明かそうとするクライム・サスペンス作『応天の門』で第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞し、これが代表作となる。

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