私本太平記 03 みなかみ帖 [Kindle]

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  • 2013年10月22日発売
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  • R2.2.8~R2.3.8

    (あらすじ)
    ・菊王・頼春、毛利時親と別れ。
    ・右馬介、佐渡侵入。日野資朝救出を試みるも間に合わず、その形見を連れて脱出。

  • あくまで私本の「太平記」。足利高氏という主人公が表舞台に登場する前の物語です。今回の「みなかみ帖」では、正中の変から元弘の変までの主人公である日野資朝が中心となっています。史実とはもちろん違っているところもありますが(死の前日に高氏と会ったのか?)ここの歴史を教科書などでおさらいしてから読むと、比較して史実に対しても良く勉強できると思います。物語としては非常に面白く、大きな歴史の渦の中で、全体像が見えていない中で、それぞれが迷いながら自身の生き方を模索している様子が臨場感をもって訴えかけてきます。やはり歴史的な有名人が登場するとワクワクします。

  • 南北朝の背景説明など結構ありがたいかも。しかし吉川英治のどことなく司馬遼的な語りがちょっと意外。こういう蘊蓄的語りってのは日本文学の伝統なのかな?

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著者プロフィール

1892年、神奈川県生まれ。1921年、東京毎夕新聞に入社。その後、関東大震災を機に本格的な作家活動に入る。1960年、文化勲章受章。62年、永逝。著書に『宮本武蔵』『新書太閤記』『三国志』など多数。

「2017年 『江戸城心中 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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