三国志 04 草莽の巻 [Kindle]

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  • 2013年10月22日発売
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感想 : 10
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感想・レビュー・書評

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  • 面白かったけど、呂布と張飛へのイライラが溜まってしまう作品だったかも、、、。ただ、孫策と曹操の株が爆上がりした巻だった。とりあえず孫策はまじで幸せになって欲しい

  • あくまでも帝位は血筋に由来する。
    本巻は、武力に追われ逃げ惑う帝の悲劇から始まります。そして遂に曹操の元に辿り着く。長い曹操による支配が始まるのです。

  • 曹操と呂布が中心に話が展開
    呂布は少しイメージが変わった。強さとともに。
    曹操はだいたいイメージ通り。でも、そういうところもあるのかと。
    劉備はちょっと男らしいんだなと。
    地理がわからず、位置関係に戸惑うものの、そこは気にせず、物語の大筋を楽しむ。

  • 都から董卓が除かれ、曹操が権力を握り、帝が居れど、勢力図の大きく変わりゆく中。大きな時代のうねりへと導かれる直前の物語。未だ力を持つ袁紹や呂布、新たに勢力を持ちはじめた孫策。劉備は雌伏の時。三国志の主人公と言われる人々は、まだその力の小さくありますが、主人公としての魅力が光るエピソードも語られ、人物像がしっかりとしてきています。周囲を固める味方も徐々に表れてきており、大きな物語への舞台が整っていく様を感じることができます。また、三国志で有名なエピソードも現れ、聞いたことのある話に気付き楽しく読むことが出来ました。
    本巻では呂布がメインとして描かれており、その人物の長所や欠点といった魅力を知ることが出来ます。

  • R3.5.3〜6.6

    (あらすじ)

    (感想)

  • この巻なかなかおもしろかった。
    いろいろな名前が出てくるけれど前巻ほど入り乱れていないし、掘り下げてくれる英雄豪傑たちの物語もあったし。

    吉川英治はいったい誰がすきなんだろうなぁ。
    読んでいくと曹操?
    女口説いてて途中面倒くさくなって怒鳴っちゃうあたり
    なんともリアルで面白かったよ~

  • ・4/20 読了.広い中国のことだから地図が無いと土地勘がピンと来ない。ただ方角や配置が分かっても今度は距離感がいまいち分からないんだけどね.日本の戦国時代と違って土着せずに都や領地を求めて次々と移動していくところがモンゴルのような遊牧民のような感じに見える.

  • 夢中になってしまう、面白い!

    曹操が人気あると聞いたことがあるけど、わかるわー。

    強いんだけど、戦いに夢中で単純なとこもあり、お茶目なところもあるし、落ち込む時もあるけど、すぐ立ち直る。

    陳珪と陳登親子。特に陳珪は病人みたいなのにきっちり騙す。さらっとやるので可笑しい。


    戦の途中に村長に安心してもらえるよう、曹操が田畑を踏み潰さんよと言っておきながら、馬が暴れてしまい意に反して踏み潰してしまう場面。
    「オーマイガーッ!自分で言っておきながら、やっちゃったよー!アホかよ、俺ー!ごめん、もう死ぬ!」って私の頭の中では変換されたよ。

    あと、曹操は典韋のことほんとに慕ってたんだねぇ。曹操を以前火の中助けた時の場面もよくて、好きだったのになぁ、残念。

    太史慈が劉ようから強い兵を連れてきますと約束して、三日の猶予で約束を守り、孫策の元に連れてきたシーンも良かった。ちゃんと戻ってきたー!って感動した。

  • 前巻で漢王朝はほぼ壊滅状態に陥るが、それでも皇帝の権威には利用価値がある。幼少の皇帝を拉致しようと、地方豪族たちの争奪戦がはじまり、最後にそれを制したのは曹操。皇帝の後見人として、次々と領土を拡大する。その合間に未亡人とやることもやる。

    一方、中国南部では孫策が台頭。怖いもの知らずの若さを武器に頭の硬い老君主たちを制圧する。そして、劉備はクソ真面目さだけがとりえで、義兄弟の張飛に振り回され、常に不安定な身分。

    そんな三国志の主要3メンバーの中に割り込もうとするのが、呂布。しかし、彼の優柔不断な性格が災い。昨日の敵が今日の友になったりと、ポリシーが一貫しない。劉備に対して、敵になりたいのか味方になりたいのかはっきりしてくれ。結果、部下にも見放され、破滅の道を突っ走るのもやむを得ないか。

    と、劉備と呂布のシーソーゲームが繰り広げられる一方で、自らの目玉を食べてしまう夏候惇、自分の妻を鍋で煮込んた料理で劉備をもてなす庶民など、いかにもえげつない中国っぽい美談も挿入される。

  • 孫策登場。小覇王。
    劉備の国が呂布に乗っ取られる。
    曹操と劉備で、呂布を追い込む。

    戦いにおいて、けっこう死ぬのね。
    人間の命はあっけないなあ。
    領土を奪いあうこと、覇を極めんとする者たちの争いは、メシを食うためなのか、武士たちの命をこうも使ってしまうものなのかと、寂しくなる。
    争いはなくしたいなあ。

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著者プロフィール

1892年、神奈川県生まれ。1921年、東京毎夕新聞に入社。その後、関東大震災を機に本格的な作家活動に入る。1960年、文化勲章受章。62年、永逝。著書に『宮本武蔵』『新書太閤記』『三国志』など多数。

「2017年 『江戸城心中 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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