クレヨン王国の十二か月 (講談社青い鳥文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 紙書籍はまだ持ってるけれど、大昔すぎて黄ばみとしみがやばい…のと、ちょうどこの1冊目が安くなっていたので電書版を買ってみた。

    大みそか、目を覚ますとクレヨンたちが閣議をしていて――。
    もう、出だしから、わくわくする。
    シルバー王妃の十二の悪い癖を直すまでまで帰らない!と家出したゴールデン王さまをユカがお供になって一緒に探す旅。
    (いや、十二番目よwwww)

    ただ、児童文学書なので、ひらがなが多い(;´∀`)
    あと、最近は漫画ばっか読んでるので文字読むの遅すぎ&なんかやる合間にちょいちょい読み進めるから、全部読み終わるまでに時間がかかってしまった;

    子どもの頃と大人になった今では、感じ方が違う所もあるけれど、やはり、クレヨン王国シリーズはわくわくが止まらない素晴らしい物語だなぁと改めて思う。

    テングザメ怖ぇし、ナメクジウオ ぇ…
    ウソって鳥もホントにいるんだ!
    カンガルー親子…というか特に子らは可哀そう…追い出されるはチョコ食われるわ…酷いな…(;´Д`)
    最後、十二番目の癖の改めさせ方は成程すぎた。
    一年を一晩で体験した次の朝は、どんなに綺麗に見えただろう~。
    世界中が友達のよう――読んでいるこちらまでその嬉しいわくわくする感じが伝わってくる。

  • 子どものころ夢中で読んだ童話の再読。
    新装丁は表紙が・・・なので古書を取り寄せた。
    「変化」がなんでもいい訳ではない。

  • シルバー王ひに12もくせがあるっていうから、どんなのかなと思ったけど、ゲラゲラわらいのすぐおこりと、人のせいにすると、うそつきと、ちらかしぐせ、ほしがりぐせがおれとにていて、おどろきました(お母さんは、ちらかしぐせ、ほしがりぐせはないよと言ってくれました)。王ひがすぐにすねて、ユカはたいへんだったと思う。自分だったら、つかれちゃいそう。
    さいごに、いろんな悪いくせがなくなった王ひを見て、おれも直さなきゃって思った。
    王様と王ひが、かみの毛をぬいてまほうをかけるのが、すごい。キラキラしているだけじゃなくて、まほうも使えてすごい。
    クレヨン王国にはクレヨンしか住んでいないと思ったけど、お人形さんとか動物とかがいて、にぎやかだった。(小3)

  • 小学校3年生の時に読んだ。
    しっかり覚えてる。
    初めて本を読むのを好きにさせてくれた本。

  • 小学生の頃に読みました。
    本が苦手だった私でも
    3日ほどで読み終えられました。
    気付いたら主人公になって
    物語に入り込めてた感覚は
    この本が初めてでした。
    娘にも是非読ませたい一冊です。
    このイラストがまた物語とマッチして
    いいんですよね。
    素敵な一冊で大人になった
    今でも読めます。

  • 有名なクレヨン王国シリーズですが、読んだことがなかったので、お試しに読んでみました。子どもの素直な目では読めませんが、なるほど面白い。ただ、大人目線だと素直には読めません(苦笑)
    小学生までだったら素直に楽しめたのになー、と思いました。年齢からしてずれてるので無理な話ですが。そういう意味ではタイミングが悪い年齢だと最近残念です。

  • 懐かしくなって読んでみたら、これが面白くてあっという間に読み終えた。
    日常の中で当然なんだけど、実はとっても大切だった「色」の存在がこの物語を読むと、とても愛しくなる。
    王妃の12の欠点を嫌って家出してしまったクレヨン王国の王様。そんな王様を探して12の月を旅することになった王妃と7歳の女の子。
    新しい年に見た、いつもと同じ色彩の世界がどれほど素晴らしいものだったかは、彼女の目を通してもとても鮮やか!
    シルバー王妃の言う通り、本当にいつでも会える。
    当り前だけど、実際かけがないものであるか。
    大人になっても、子どもの時と同じぐらいに、あるいはそれ以上に楽しめる物語だった。
    挿絵もまた見どころ。暖かなぬくもりがあるイラストが物語に色を添えてくれる。

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著者プロフィール

名古屋市生まれ。早稲田大学文学部国文科卒業後文筆活動に入る。1956年 オール読み物新人賞受賞。1963年 モービル児童文学賞受賞。1964年 『クレヨン王国の十二か月』で第5回講談社児童文学新人賞受賞。1968年から1988年まで、自然に親しむ心をもった児童を育てる目的で学習塾を開く。
2012年逝去。主な著書に『クレヨン王国』シリーズ47タイトル、『静かに冬の物語』(以上すべて講談社刊)などがある。2012年逝去。

「2016年 『クレヨン王国黒の銀行(新装版) クレヨン王国ベストコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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