この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡 (角川文庫) [Kindle]

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    *単行本(2010年刊)は鶴川図書館に所蔵があります
    https://opac.kokushikan.ac.jp/Main/Book?book_id=TS01349115&q=4&qt=0&qp=0&qv=50&qs=sort_title&qd=0

  • 太平洋戦争時、陸軍中将であった根本博は中国大陸にいた。
    敗戦後、軍人と民間人の日本への帰国に全力を尽くす。

    日本に帰国するとすぐに中国において国民党と共産党の内戦が激しくなり、
    国民党は劣勢に立たされる。
    中国からの撤退時に蒋介石に恩を感じていた根本は蒋介石への恩を返すべく、
    周りの協力もあり漁船で台湾へと向かう。

    台湾で、蒋介石と面談し、最前線へと赴く。
    国民党の戦略戦術の顧問として前線での作戦立案に尽力し停戦へとこぎつける。

    近年、台湾において根本の記録を探すが、公式記録としては残されていなかった。

  • 若干読みにくい本ではありましたが、内容的にはなかなか興味深い一冊でした☆

    少なくとも外省人の立場から見れば明らかに敵でしか無い日本人の陸軍中将と蒋介石(と言うか最終的には湯恩伯さん)の間にこんな以外な関係があるとは思いませんでした。ホント、歴史って答えは一つじゃないんだな~。

  • 2019/1/15 AmazonよりKindle本新春セールにて367円(50%OFF)でDL購入。
    2020/9/30〜10/7

    第19回山本七平賞受賞作。
    年齢の割には戦記物を読んでいる方だと思うが、この根本博中将の話はまったく知らなかった。まさに「義」に生きた人であったんだなぁ。現在の日本では戦争に関しては、臭い物にはフタ、的な対応であるが、良いものは良い、悪いものは悪いと是々非々で議論が必要だろう。こういう歴史にまでフタをする必要はないと思うけどなぁ。

  • 内容は文句なく面白いんだけど、義に注いた相手が蒋介石というのがなあ。複雑な思いを抱いてしまう。とはいえ、日本人が金門島の攻防に何かしらの役割を果たしていたという歴史はとても面白いですよ。

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著者プロフィール

作家、ジャーナリスト。1958年、高知県生まれ。中央大学法学部卒業後、新潮社入社。『週刊新潮』編集部記者、デスク、次長、副部長を経て2008年独立。『この命、義に捧ぐ─台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社、後に角川文庫)で第19回山本七平賞受賞。主な著書に『死の淵を見た男─吉田昌郎と福島第一原発』(角川文庫)、『日本、遥かなり─エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」』(PHP研究所)、『なぜ君は絶望と闘えたのか─本村洋の3300日』(新潮文庫)、『甲子園への遺言』(講談社文庫)、『汝、ふたつの故国に殉ず』(KADOKAWA)、『疫病2020』『新聞という病』(ともに産経新聞出版)、『新・階級闘争論』(ワック)など。

「2022年 『“安倍後”を襲う日本という病 マスコミと警察の劣化、極まれり!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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