- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4532318407715
感想・レビュー・書評
-
自分だけがつらい思いをするなんて悔しいから、みんなにも分けてあげたいよ、このつらい思いを。
古傷がうずくように、僕のことを思い出して。
愛情と優しさは、残酷なものをはらんでいるよなあ、と思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
末期ガンにおかされた主人公ジェームズと、友人3人は最初で最後の旅に出る。
ロードムービーというにはあまりにせつなくて、儚い。
必要最低限の説明しかない、彼らと一緒に歩みながら観ている感じがした。
ふとしたことがきっかけで、余計な感情をぶつけあってしまう登場人物たちのまっすぐなやりとりがあまりにリアルで見いってしまう。
花火のシーン、そして予想を裏切られたクライマックスのシーンは画としてもすごくきれいで、じわじわとくる感動がよかった。 -
私にはあまり合わなかった作品。
映像はとにかく綺麗なのに対し、登場人物のどろどろした感じが印象的。
笑ったり怒ったりして旅をしていく彼らを羨ましいと思ってしまった。でも、後半の懺悔大会みたいな展開は何だかなぁ、と。懺悔大会は面白いけど、ちょっとしつこい。
終わり方は意外な展開で割と好きだった。 -
死ぬことを受け入れることは本人にとってはもちろんだが友人にとっても受け入れることは難しい.4人が死を感じながら旅の中で一人一人死を受け入れていく.
-
ガンで余命いくばくの無い主人公。友人3人とある場所に向かう。画面では主人公の頭に波に足を洗われる砂浜が浮かぶ。ウェールズのバラファンドル湾だった。
最初の家族とのお別れパーティーのあとはほとんど30歳前後の男4人の道中の場面。会話を正面から捉えるのではなく、ドキュメンタリーみたいに傍観するような作り。それが中盤までちょっとだれ気味だったが、会話の流れで各人の思いや生き方でけんかになるが、言葉を吐き終わると主人公の病状の前に、争いを超えて一歩進んだ心境になる。さらに最後に主人公が海に入るからそれを見守ってくれと言いだし、そこからは画面にすいこまれる。若すぎる病気による死、これが静かに見るものにしみこんでくる。
2010イギリス
2020.2.22スターチャンネル1無料 -
映画ここ数年観るようにしててよかったなって思うのは、オマージュがわかること。
アイメイクしてる僻地の船貸出人の爺さんをトッツィーとか言うの、トッツィー観てなかったら意味不明なので少し成果を感じた。
とにかく本音をぶつけあったりふざける大人になっても続いている友情を観られてよかった。友達って、こういうことだなあとしみじみ。自分が死ぬから人生迷子してる友人に苛立つ主人公も、病気の彼へ向き合い方を惑いつつ避けつつ気を使わないふりをしてわざとジョークばかり飛ばす友達も、
ラスト、最期まで何かに争い続けていきたいという主人公の望みに、その何かのなる友人も……みんなの想い、みんなの視点がすごく伝わる映像で終始泣いてた。
友情は時に家族愛に勝る。 -
こうしてカンバーバッチはステップアップしていったんだなぁ、という感想