ワインの科学 「私のワイン」のさがし方 (ブルーバックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ワイン醸造の専門家による科学的な解説。本書の知識があればワインメーカー(シャトー)の営業ができてしまえそうなほどマニアックである。

    「ワイン好き」消費者として覚えておきたい知識は「熟成」について。99%のワインは瓶詰めされる段階で美味しさのピーク領域に入っているため、下手にワインセラーなどで寝かせず(素人が熟成で味向上させるなど期待できないし、海外から赤道越えて輸送している時点で劣化は始まっている!)する飲むのが正解ということ。

    あと飲む温度について。冷たいほど渋みが強くなり、逆に甘みは冷たいほど抑えられる。だから高級ワインは常温で、赤みが薄いほど冷たくするのが一般的。

  •  ワイン本ではワインの特徴や用語が単語の羅列になって中々覚えられない。本書では化学式等をもちいて掘り下げた説明のおかげで単語同士の関連性をマッピングできる。
    ワインの悪酔いの原因がヒスタミンの可能性が高いことは初めて知った。

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著者プロフィール

(しみず・けんいち)
1948年、兵庫県生まれ。岡山大学理学部数学科卒業。博士(理学)。専門は整数論。賢明女子学院中学校・高等学校の教諭を経て、現在、岡山大学客員教授、岡山理科大学非常勤講師。著書に『大学入試問題で語る数論の世界』『美しすぎる「数」の世界』(ともに講談社ブルーバックス)がある。

「2020年 『有限の中の無限 素数がつくる有限体のふしぎ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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