マルドゥック・ヴェロシティ2 新装版 [Kindle]

著者 :
  • 早川書房
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  • ラストで

  • 主人公ボイルド属する特殊能力持ちの09機関、それに対する人造人間チックな殺戮集団カトル・カール。敵は奇抜な造形と特徴的なセリフを持つだけで、パーソナリティを持たない。両者の激しい戦闘描写と、それを挟んで進むサスペンスチックな描写のバランスがすごい。ギャング、警察、検察etc...世界観の作りこみが流石の一言。

  • 物語が複雑な様相を呈してきた.スクランブルよりもこちらのほうが思惑入り乱れるといったところか.

    ショーンが,ここで急にスクランブルと交わるとは思っていなかった.あっさりとした描写ではあったが,「おおここで話が繋がっていたのか」と思わず吃驚.

    あと,カトル・カールの面々について,個性的すぎて説明描写が頭のなかで描けないことがたまにあった(笑)トナカイ女は正直全然イメージ出来ない.

    作中でついに登場したボイルドの巨大拳銃,未だ五四口径.
    それでもデカいんだけど,ここからスクランブルで登場したデカさを手に入れるために何があったのか,これからが楽しみ.

  • うーん、欠けていく仲間たち。ボイルドって本当は優しい!

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著者プロフィール

1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『剣樹抄』『麒麟児』『アクティベイター』などがある。

「2022年 『骨灰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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