Boy’s Surface [Kindle]

著者 :
  • 早川書房
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感想・レビュー・書評

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  • SFは大の苦手だけど、伊藤計劃の全作品、好きになったし、最近、小川哲「嘘と正典」「ゲームの王国」、劉慈欣「三体」、ケン・リュウ編集の現代中国SFアンソロジー「折りたたみ北京」も楽しく読めたし、なんなら伊藤計劃x円城塔「屍者の帝国」だっておもしろかったから、全然いけるでしょう!という見込みで突っ込んで見事に玉砕。ぜんっぜん入ってこなかった。普通の話かと思いきや架空の数理や、入り組んだ思索、込み入った仕掛けに歯が立たず…。迷い込んできた少女にお話をせがまれて、雪片曲線を書かせて時間をつぶすシーンが唯一印象に残ったけれども。あとは、校長に呼ばれて出頭したら、見たことのない軍人に諮問を受けて、回答したら大絶賛されて理論が採用されて、逃げるに逃げられなくなり、聞かれて一生関わりたくない人物!といった相手が実は目の前にいた、てシーンが次に印象に残ってるかな。

  • 震える.僕みたいな馬鹿が生きていてごめんなさい.
    大学レベルの数学の理解がないと読めない小説ってなんだよというツッコミはさておき,人格とは何かというものをストレートに探求する一冊.いつものことだけど.
    正直短編同士の関連性はよく理解できなかった.もう一度読もうか.

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著者プロフィール

1972年北海道生まれ。東京大学大学院博士課程修了。2007年「オブ・ザ・ベー
スボール」で文學界新人賞受賞。『道化師の蝶』で芥川賞、『屍者の帝国』(伊
藤計劃との共著)で日本SF大賞特別賞

「2023年 『ねこがたいやきたべちゃった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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