- Amazon.co.jp ・電子書籍 (310ページ)
感想・レビュー・書評
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小川さん20代の時の代表作とも言える初短編集。奔放な想像力に圧倒される表題作もいいけれど、何より「漂った男」(星雲賞受賞作)が秀逸。水の惑星に墜落し、「火星の人」どころではない極限状態に置かれたパイロットのサバイバルストーリーが胸を打つ。最後の1行に痺れた。
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どの短編小説も面白かった。
どの物語もほとんど希望もない中でいかに最後までもがき抗うかを描いていた。
SFといっても、ガンダム、攻殻機動隊のような未来の技術に浪漫を馳せるようなものではない。
宇宙技術や仮想現実のような科学要素は出てくるが、非現実的な思考実験のための舞台装置として出てくる。 -
老ウォールの惑星が強烈です。
すごくわくわくしました。 -
ギャルナフカの迷宮
老ヴォールの惑星
幸せになる箱庭
漂った男
の4編からなる短編小説集
「幸せになる箱庭」と「漂った男」が面白かった
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SF短編集。
◆ギャルナフカの迷宮
何もないゼロから、あるいはマイナスから人間関係を構築しやがて社会が生まれていく過程を覗き見ることができる。
非常に興味深く、淡々とした語り口ながら心惹かれる物語。 -
2018/12/31
・ギャルナフカの迷宮
国というか、部族と同じ様に発達して行くのはDNAに刻まれた群れるための術なのか?
病気がやはり怖い。それがなければサバイバルも生きられるのかな?
・老ヴォールの惑星
アンコウみたいなイメージだったけど表紙にいた
母星が無くなるのはどんな気持ちなんだろう
・幸せになる箱庭
5分前仮説。俺は演算結果ではないとどうして言えるのか
・漂った男
何もしない恐怖。最後の一文が鳥肌立つ。 -
老ヴォールの惑星