会計天国 (PHP文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 普通に会計の知識が勉強になりました。
    お話自体も良くできていて楽しかったけど。
    『小説で分かる!会計入門』みたいな本だった。
    シリーズ化してるから他のも読みたい。

  • ストーリーで会計の考え方が理解できます。
    最初に出版されたのが2009年、その後に2013年に文庫になっていますが、出版から約10年以上経っても、会計の基本は変わらないため勉強になる内容です。
    ストーリー仕立てで、困っていることや課題に対して、会計のどういう考え方を用いれば解決策に結び付くかが示されているので、ケーススタディとしてとても入りやすいです。
    ストーリー自体も、小ネタがあったり読ませるものでした。
    困っている人が経営者のケースが多いので、経営者や現場責任者など、会計の専門知識が必要なわけではないが、ビジネスで会計知識を身に付けて使いたいという方におすすめの良書です。

  • ストーリーがあるから頭にすーっと入ってきます

  • 事故にあって現世に戻るために天使と出会うところから始まる。与えられたミッションで、経営コンサルタントである主人公の力が発揮されていく。
    BSやPLの読み方、売上と利益の関係などをストーリーの中で改めて学べたし、物語としても面白かった。
    起業自体にはあまり興味はないけれど、主人公に助けられていく人たちを見て、会社員でも決算書は読めるようになるべきなんだと焦りを感じた。。
    最後の終わり方も想定外ではあったけど、幸せな終わり方で良かった。
    勉強を始めるのに早いも遅いもない。自分が必要な時に始めることができれば良い、いうのが地味に心に残った。焦って今から頑張らなければ、と思いがちだけど必要性に気づいて行動に移す事が大切。

  • 「決算書は発生主義で作る」、「自己資本比率の理想は50%」、「価格を下げることで、高い価格で買ってくれるお客に安く売っていることになる」、「1人粗利益2000万円を目指す」、「�@新規事業を行う目的をハッキリさせる�A無理のない目標を立てる�B撤退のルールを明確にする」、「社長として成功できる才能:スケベ、ワガママ、ケチ」、「忙しい仕事の合間でも要領よく勉強して、その知識を仕事に活かせる人間だけが、成果を上げることができる」、「会社は責任を押し付け合う場所ではない。社員が協力し合って、売上を上げて利益を稼ぎ、その中から給料を分け合う組織体。その給料によって、社員やその家族が幸せに暮らせる。責任を取らせる人を捜す組織体で、不幸な人を増やすだけの存在なら、必要ない。」、「1年間250日、2000時間、1時間1万円」、「同じ業種に事業を拡大することで規模の経済性が発生して、利益を大きくする/A川上、川下に事業を拡大することで、コストの削減やお客のニーズに答える/B多角化経営をすることで、将来の会社全体のリスクを小さくする」

  • 最近パワハラが続いていたため、前作から時間が開いてしまいました。
    前回「もしも猫がこの世から消えたなら」を読んだのですが、何の偶然か小説の主旨が違えど構成が一緒。。。
    交通事故を起こした主人公が、現世に戻るための条件である、会計で困っている5人を幸せにすることを満たすため、5人にアドバイスをしていくもの。
    そしてそのアドバイスを通じて読者に会計の基本を教えてくれるノウハウ小説。
    すっと読めて、且つ会計の基礎も学べるので、非常に良作だと思います。
    まぁ会計に精通している人からすると茶番みたいな感じなのでしょうが、あくまでも会計に苦手意識を持っててなんだかんだ学ぶことを後回しにしている方々にとっては、きっかけとなり得る一作ではないでしょうか?
    無駄?に綺麗な終わり方になってますが、まぁ会計にとっつきたい方は是非。

  • 会計に興味が出る本。

  • 会計知識を武器に、経営の諸問題を分析・解決していく様子を小説仕立てで描いた本。Kindleで無料配信。財務諸表の読み方やそこから経営を分析することにより、問題を見つけていく。そして、会計を切り口にどのようにその問題を解決できるかが、分かりやすい。会計の初歩というよりは中級の知識が必要になる本だが、それを活用した実例が勉強できる。

  • 小説を読むば会計の知識まで身につく。みたいな感じの小説。
    でも会計の知識がないとやっぱり難しい。
    そして、どうしても会計の説明が多くなるので小説としてもテンポが…
    決算書を見て会社を立て直す、経緯を知る的な話なので、ターゲットはいったい誰?
    北条怒るよ。

  • 金言
    「ビジネスは、儲かってから経費が使えるわけじゃない。経費を先に使うからこそ、売上が上がって儲かるんじゃ。」

    第四章→売れば売るほど赤字になる客とは取引しない。

    1章、2章で理解してないところ読み直す。
    3章もなんとなくだった。以下理解してないところ。

    1章→ 『当期純利益』って、40%の税率の法人税を支払ったあとの利益でしょ。つまり、ひとつ目の問題は、銀行に2000万円を返済するときに、1000万円は減価償却費として貯まったお金が使えるけど、残りの1000万円は経費にならないから、利益に対して40%の法人税を支払ったあとの『当期純利益』で調達したお金を使うことになるのよ」

    2章→ 「とにかく、あんたの会社の『損益分岐点』の売上を、実際に計算してみましょうよ」  杉山麗子は、そう言うと、用紙に数式を書き始めた。  損益分岐点の売上-変動費-固定費=0  損益分岐点の売上=固定費÷(1-変動費率)  変動費率=変動費÷売上 「あんたの会社の『損益計算書』の『売上原価』の中に含まれている工場の『固定費』って、いくらになるか、分かる?」  田上は、机の上から、それが載っている資料を探し出した。 「えーっと、工場で発生する『固定費』が年間4億円で、そのうち3億円が、『売上原価』になっていますね」 「それなら『変動費』が21億円になるから……変動費率が0・7となり、固定費の合計が13億円だから……損益分岐点の売上は約43億円になるわ」  

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著者プロフィール

竹内謙礼(たけうち けんれい)

有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、出版社、観光施設の企画広報担当を経て、2004年に経営コンサルタントとして独立。楽天市場において2年連続ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞したほか、数多くのネットビジネスの受賞履歴あり。ネットショップ運営を中心にしたコンサルティングに精通しており、個人事業主のネットショップ運営から大企業のネット通販事業まで、幅広くノウハウを提供している。現在、低価格の会員制コンサルティング「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、150社近い企業に指導。
経済誌や専門誌への連載や寄稿のほか、日経MJにおいて、毎週月曜日「竹内謙礼の顧客をキャッチ」を執筆中。
著書は『巣ごもり消費マーケティング』『ホームページの値段が「130万円」と言われたんですが、これって相場でしょうか?』『ネットで儲ける王様のカラクリ』(技術評論社)、『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『会計天国』(PHP研究所)ほか多数。

「2023年 『SDGsアイデア大全 ~「利益を増やす」と「社会を良くする」を両立させる~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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