若者はなぜ3年で辞めるのか?~年功序列が奪う日本の未来~ (光文社新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  •  「若者はなぜ3年で仕事をやめるのか」という刺激的なタイトルはマーケティング用。真面目に年功序列の弊害を解説。

     タイトルにつながる部分をピックアップすると、若者は拡大しない組織=出世に対する空手形の中で丁稚奉公することに閉塞感を感じて転職しているということ。
     
     処方箋は機能する成果主義の導入。つまり「キャリアの複線化」。
    ・高い権限を含むマネージャーの道
    ・高い専門性を持つプレイヤーの道

     書かれていることは至極最もだが、これを日本企業で導入するのは大変困難である。
     「マネージャーの道」はジェネラリストと呼ばれているが、近隣の企業を見渡してもマネージャー職についているのはジョブローテーションを経た単なる「素人」にしかすぎない。また、「プレーヤーの道」であるスペシャリスト志向は、日本企業の素人マネージャーの下で働くことを忌避している。

  • 年功序列が維持されるためには、「組織が常に一定の成長を維持すること」が前提としてある。若い頃の頑張りをポストや定期昇給で応えるわけである。しかし、近年はこの前提が崩壊し、若者たちは割を食うことになるであろう。
    つまり、30代になり自分のキャリアがそのまま順調に進んでいくのか、止まってしまうのかががわかった時、多くの人が閉塞感から壊れていくのである。

  • 元富士通人事部で、成果主義を書いた人の著作。いわゆる若年層に広がるいわゆる閉塞感を上手く説明しているように思います。いわゆるねずみ講というのは、正しい比喩でしょう。要所要所で、納得できる箇所はままあります。

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