- Amazon.co.jp ・電子書籍 (164ページ)
感想・レビュー・書評
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この本を読んで衝撃を受けたこと:
字幕翻訳をしても、営業の意見で表現が変わってしまうことが多々あるらしい
この本を読んで自分が実行すること:
変な訳を見たときに 字幕翻訳の人を叩いたり、アホだなと思ったりせず、何か事情があるのだなと考える。
その他重要なこと
ロードオブザリングについての記述は、著者の勘違いがある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトル通り、映画の字幕屋の内幕話。こういう「外からは窺い知れない業界の話」ってのはほぼ間違いなく外れない。所々極端な著者(例えば(笑)ってのは笑いを強要するから嫌だとか)に辟易することもあるけど、知らない世界(でもみんな接点はある)を覗き見るには格好の本、かな。
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いわゆる作家ではないけれど、毎日膨大な日本語と格闘している人が書く文章は新鮮且つ面白い。
そういう世界があることは知っていても、内部の人が書いてくれると、おお!そうだったのかと新しい発見と視点を教えられる。
片隅にいる人の方が、最前線で目立とうと奮戦している人より、マトモな考えの持ち主であることが多い。
字幕屋の苦労話と、日本語の乱れ、そして、現代人の教養(リテラシー)の無さについて書かれている。
字幕屋は必ずしも英語ぺらぺらでないことには驚かされた。
それよりも、渡されたスクリプトを端的に且つ自然に字幕にできる才能を求められる。
時には創造も必要となる。
それが出来るのは、日本語に精通していなければならないというアタリマエのことに気付かされる。 -
何度笑って頷いたことか〜
言葉って面白い。
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関西ウーマン、千波留の本棚
https://www.kansai-woman.net/Book.php?id=201282 -
字幕屋さんが書いたエッセイ。字幕と翻訳は違う。一番の要因は字数制限。いかに苦労して限られた字数に抑えるかがいろんな角度から描かれている。面白い。
今後映画の字幕を見るときには字幕屋さんの苦労に感謝しつつ観たいと思った。 -
字幕をめぐる悲喜こもごもがクスっと笑える場面とドキリと自分の日本語を顧みる場面と。