今はじめる人のための短歌入門 (角川ソフィア文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 短歌作りで煮詰まったので理論を学ぼうと思った。
    以前吟行を特集した本で岡井さんと穂村さんとの交流がとても素敵でダンディだったのが印象的だった。
    パソコンやスマホにちょっと書き記してちょこちょこ書き直すようにしているのだが、原稿用紙を用意しようかな。万葉集をしっかり読んで型を覚えるようにしよう、名詞集めのすすめ、初句と結句の見直しとか、かなり参考になった。
    性質の違うものの組み合わせは、確かに私が好きな歌は意外性が含まれた作品が多いので、そういう点にも着目しながら好きな歌探しもしていこうと思う。

    覚え書
    歌を詠む前にちゃんと原稿用紙のマス目を一字一字埋めて、清書する作業が肝要
    清書するということは、自分の作品に検討を加え、批判を加える絶好の機会 
    短歌を作る作業は何段階かにわかれた、改作・修正の過程
    啄木によると「人間の感情生活の変化の厳密なる報告、正直なる日記でなければならぬ」と言った
    歌をなにかの基準と較べながら作る、自己批評
    自分の作品を、他人の作品によって測りつつ、批評しつつ、作っていく
    すきな歌をいくつも持ち、それを暗唱し、その歌を心のなかへ溶け込ませてしまっているからこそ、その歌の語法であるとか、その歌が骨格としてもっている「型」であるとか、についての知識が生きた知識になる
    初句は、なるべく軽やかに踏み出し、結句は、往きて帰るときの帰る部分、出発点へ一気にひかえしてくるところ 短歌を構成する五つの句のうち、もっとも重要な、この二つの句に気を配ってみる
    名詞からとびきり、上等な名詞を選んで来い
    万葉集の、巻一、巻二の短歌を繰り返し読むことによって、「型」に習熟することができるという斎藤茂吉の勧告
    自然詠は、外界の自然の姿のうちに、作者自身の姿を隠す
    社会詠は、政治詠、思想詠、職場詠、生活詠という様々な領域を含む
    詩歌は、紋切り型の日常語から断絶した世界、自分だけの言葉を探して歩く作業
    詩歌に用いられる比喩は、日常語の比喩とはちがって、比べるときの比べ方が特殊で人をの意表をつく 第一に新鮮で、第二に個性的で、第三に適度の意外性
    性質のちがうものを結び付ける

    • ベルガモットさん
      111108さん、こんにちは!
      励ましのコメント嬉しいです☆
      最近スランプで困っとります。
      来週締切なのに歌が浮かばないのです。
      確かに、あ...
      111108さん、こんにちは!
      励ましのコメント嬉しいです☆
      最近スランプで困っとります。
      来週締切なのに歌が浮かばないのです。
      確かに、あの方はこんな歌を~~とかすらすら諳んじてますね!
      111108さんの観察力は脱帽します。
      ありがとうございます。

      私が覚えている歌はこの3首です。
      「まだ好き?」とふいに尋ねる滑り台につもった雪の色を見つめて(穂村弘)
      ぼくはただあなたになりたいだけなのにふたりならんで映画をみてる(斉藤斎藤)
      二階堂ふみ四階堂ふみ六階堂ふみふみふみ(木下龍也)

      もっと覚えなくちゃ。
      2022/02/06
    • 111108さん
      ベルガモットさん
      お返事ありがとうございます♪

      こんなにレビューをスラスラたくさん書けるベルガモットさんでも(勝手なイメージです^^;)歌...
      ベルガモットさん
      お返事ありがとうございます♪

      こんなにレビューをスラスラたくさん書けるベルガモットさんでも(勝手なイメージです^^;)歌が浮かばないことあるんですね。
      でもそうやってウンウン唸ってる中から思いがけず素敵な歌が生まれるんでしょうね。

      たくさん覚えていて素晴らしいですね!
      私はパッと思いつくのは
      3番線快速列車が通過します理解できない人は下がって(中澤系)
      です。
      もっともっと覚えたいです。

      2022/02/06
    • ベルガモットさん
      111108さん
      中澤系さんの歌集、年末に紹介されてましたね(^^♪
      リズムが良いですね~
      駅構内の音楽も聞こえてきそうな描写です、凄...
      111108さん
      中澤系さんの歌集、年末に紹介されてましたね(^^♪
      リズムが良いですね~
      駅構内の音楽も聞こえてきそうな描写です、凄い!
      岡井隆さんに師事されてたらしいし、そろそろ中澤系さんの本を取り寄せたいと思います。
      明日も寒くなりそうですので暖かくして本読みしま~す。
      2022/02/06
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著者プロフィール

1928年名古屋市生まれ。慶應義塾大学医学部卒。内科医。医学博士。1945年17歳で短歌を始める。翌1946年 「アララギ」入会。1951年現在編集・発行人をつとめる歌誌「未来」創刊に加わり、逝去直前まで編集・発行人をつとめる。1983年歌集『禁忌と好色』により迢空賞受賞。2010年 詩集『注解する者』により高見順賞を受賞。2015年『暮れてゆくバッハ』(書肆侃侃房)。『『赤光』の生誕』など評論集多数。日本藝術院会員。2020年7月10日心不全のため死去。享年92歳。2022年に遺歌集『阿婆世』(砂子屋書房)が刊行される。

「2022年 『岡井隆の忘れもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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