3月のライオン 9 (ジェッツコミックス) [Kindle]

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  • 白泉社
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  • 生きてゆくなかで、出会う、見つける「光」について。

    光の中にいるとあたたかいけれど、
    いつまでも、同じ光の中にはいられない。

    そして、別れは寂しい。
    でも、「消えてくものばかりじゃない、
    それをぜったいに わすれてはいけないんだ」
    という主人公のつぶやきに心撃たれた。

  • 《だけど あの日
    「私のした事は間違ってない」と
    不安でいっぱいの中でも 決して
    自分の心の舵を
    しっかり持って放さない彼女に
    僕は
    自分の中には無かった
    光を見つけた
    ーーーそうだ
    僕の一部分は 間違いなく
    ーーーあの日 彼女に
    作ってもらったんだ》

    「自分の一部分を作ってもらった」と言える相手、どれほど大切かは言い知れないと思う。だから、零がひなたを想うのは、当然だなと。

    宗谷と土橋のライバル(?)関係も興味深かった。もう、勝ち負けなんて関係ないところに行っているように思える(関係なくはないのだろうけど)

  • ひなが零の一部を作っている。名人と土橋

  • あまじょっぱ無限ループ!
    何巻かで語られていた。
    甘いもの、しょっぱいものを交互に食べると、
    無限に食べ続けてしまう・・・。

    この漫画には美味しいものがいっぱい出て来る。

    本巻でも流しそうめん
    おあげと天ぷらが両方のっかった「甘やかしうどん」
    ツナと半じゅく玉子のマカロニサラダ
    チーズたっぷりナスのミートグラタン
    プチおにぎり&甘いタクアン
    もも肉の山盛りジューシーからあげ
    ガーリックトースト
    鮭もんじゃ
    明太もちチーズ
    白玉入りのお汁粉
    おにぎり3個
    高野田屋のからすみ

    食べ物がテーマの漫画ではないのにかかわらず、
    これほどたくさんの食べ物が出て来るのは珍しい。
    しかも記号としての食べ物でなく、
    他の巻で伏線があったり、
    作り方のこだわりが語られていたりと、
    しっかり意味のこもった食べ物。

    それでいて本筋の将棋の方も、
    どんどんストーリーが流れる。
    またまたキャラの濃い棋士が加わるし、
    昇級や対決のドラマの線が書き加わる。
    いじめや受験といった深刻な話も、
    さらりと盛り込む。
    かと思えば、髪切りすぎで落ち込む、
    なんて面白も取り込む。

    そうか、この漫画自体が、
    あまじょっぱ無限ループを体現しているのか!

  • ひなたは高校進学に不安を感じるが、零誘われ流しそうめんに参加。零の高校への進学を決める。零が数学を教えてくれたこともありぶじ合格。
    受験の数日前に高橋が高知の高校に進学すると口を滑らせてしまい、風邪を引くひなた。今度は零が看病する番。
    一方で、勉強を見たことで成績が下がるとひなたが気にするから、ということで零は鬼のように連勝を重ねてB級に昇格。
    高橋とひなたともんじゃ焼き。色々話す。

    宗谷のタイトル戦。子供の頃からの何度も対戦している人。二人で将棋のさらなる高みが見えてしまい、今度一緒に研究会をやることに。

  •  夏休み(高校訪問)から一気に1月(受験)、3月(入学)へ、トントントンとワープ( ´ ▽ ` )ノ
     別れ、環境の変化におセンチになっちゃうひなチャン( ´ ▽ ` )ノ

     将棋面では、死神・滑川の初登場がおどろおどろしく描かれる( ´ ▽ ` )ノ 
     棋士人生の岐路に必ずや現れる運命の男( ´ ▽ ` )ノ
     凄絶にして滑稽( ´ ▽ ` )ノ
     かつ、将棋ロボット(といってもしっかり血が通っている)土橋VS宗谷戦in福岡( ´ ▽ ` )ノ
     不思議だけれどとてもいいライバル関係( ´ ▽ ` )ノ

     この巻の後半以降が今のところ未アニメ化で、初めて知るストーリー・展開にドキドキハラハラ( ´ ▽ ` )ノ
     いつになるか分からないけど、ここからの数巻がシーズン3として製作されるわけだ( ´ ▽ ` )ノ
     動いて喋る滑川を見るのが今から楽しみだね( ´ ▽ ` )ノ
    (以下続刊)
    2020/11/12
    #1432
     

  • -

  • 土橋さんのチャプターを読んで、なんだか自分の親の話を読んでるみたいな奇妙な気持ちがした。
    それはきっと私も同じく見守られているから。

    うん、急に母に電話かけたくなった。
    (そうしたら前はしばらく電話かけってないせいで突如の挙動が逆に心配させてしまった(¯―¯٥)

  • レイ君の扱いがザツな巻(苦笑)プロ棋士だけど、まだ高校生で、高校生だけどプロ棋士で。浮世離れして、自分の殻に閉じこもってばかりいたレイ君が、ひなのためにあれこれ世話を焼く姿に人は変われる生き物だよな。としみじみとした。あかりさんの唐揚げは飲み物だから。がツボった。

  • よくある、本人が幸せなら、それが幸せかという問題。9巻まで来て結構琴線に触れるものがあった。自分には才能はないけれど、少なくとも頑張っているつもりだ。繋がるといいなあ何かに。

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著者プロフィール

東京都出身の漫画家。デビュー作品、 美術大学を舞台にした青春漫画『ハチミツとクローバー』が大ヒットとなり、アニメ化・映画化された。 2007年より『3月のライオン』の連載を開始。 同作はマンガ大賞や講談社漫画賞、手塚治虫文化賞などを受賞した。

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