友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える (ちくまプリマー新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 学生時代も色々あったけれど、
    おとなになってからの人間関係って大変だなーと思う。
    大人になる前、つまり学生のときに、どれだけその移行期でうまく学んで、人との距離感について知って、いわゆる社会人になるか、ってことやと思う。
    だから、大人の社会ってこれまでの経験とか学びによる個人差が大きいし、年齢幅も、経てきた経験もかなりバラバラだから、戸惑うこと多い。人間関係の在り方は、固定された正解がないからこそ、常に振り返る必要のある、大事なことやと改めて思った。

    砂漠で一定程度共生している動物たちの関係性は、人間にあてはめるとちょっとさみしい気もした。寛容でありつつ同じ社会とか地球を共有して生きていくためにはどうしたらいいのかなーと思う。

  • 11年前のちくまプリマー新書となると、2019年現在に30歳の私にはあまりピンと来なくなってしまうが、当時はそんな感じだったかな、とも思う。アップデートされたつながりの話も読んでみたい。

  • 人間関係がうまくいかないと悩む全ての人たちに読んでほしい本。中高生向けに書かれているようですが、大人が読んでも得るところが大いにあります。
    タイトルから想像されるのは、「友だちなんて幻想だから必要ない」という主張。そうではなく、友だちなら全て分かってくれるはずと思ってしまうことは幻想であって、時にぶつかり合いながら、うまく関係を築いていくことこそが〈生のあじわい〉なのだと筆者は言う。
    特に気が合わない人との付き合い方は、必要最低限のマナーで接し、相手と深く関わり合わずにうまくかわす方がよいというのはすぐにでも実践したい。合わない人と向き合った結果、嫌な感情を増幅させて心身をすり減らすのはもうやめましょう!

  • 歪んできたら、捉えなおさねば。共存性と、コミュニケーションの大切さを説いた本。優しい語り口で読みやすい!

  • 「みんなと同じ」からは、小さい頃から距離を置いてきたつもりだけど、そういう人にも人間関係を深めるヒントがある本。個人的には、コミュニケーション阻害語の考察が良かった。自分が思う違和感を丸めてしまったり、不用意に他人を「?」と思わせる言葉はできるだけ避けて、感情や事柄を適切に表せる言葉を模索したい。

  • 著者の意見にはほとんど同意する。ただこの本を読んで同意するような人は、すでにこのことで困っていないのではないか、という気もする。

  • どこで知ったんだっけ?又吉氏がお勧めしてたというのをどっかのサイトで見て興味を持った。

    無理に合わない他者とかかわる必要はない。大人になると当たり前にやってることだけど、子供にはなぜか「みんなと仲良くしましょう」という空気がある。子供にだってそりが合う合わないはある。当たり前のこと。

    子供たちが大きくなって人付き合いに悩むようなことがあればそっと本棚の目立つところに置いておいてあげたい。

  • とても良かったです。
    こういう視点ってとても大切。仲良しに違和感をもつかたなら是非。同調圧力などなど、考えるべきこと満載。

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著者プロフィール

1960年生まれ。東北大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得。東北大学文学部助手などを経て、現在、宮城教育大学教育学部教授・学長特別補佐。専攻は社会学(社会学思想史・コミュニケーション論・地域社会論)。著書に『友だち幻想』『教育幻想』(ちくまプリマー新書)、『ジンメル・つながりの哲学』(NHKブックス)、共著に『社会学にできること』(ちくまプリマー新書)などがある。

「2018年 『愛の本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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