ファーゴ [DVD]

監督 : ジョエル・コーエン 
出演 : フランシス・マクドーマンド  スティーヴ・ブシェーミ  ウィリアム・H・メイシー  ピーター・ストーメア  ジョン・キャロル・リンチ 
  • ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142977724

感想・レビュー・書評

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  • 結構、陰惨な話だった。人は死にまくるわ、登場人物はロクでもない奴ばかりだわ・・・そんな中で輝いていたのは身重の女性の警察署長。彼女の存在が清涼剤になっている。バカで悪い男たちを賢く正しい女性が成敗する。ある意味、コーエン兄弟らしい描き方で描いた男社会糾弾映画であり、フェミニズム映画なのかなと見ていて思った。

  • 久々に鑑賞
    前に観たのは5年以上前かな、滑稽な展開ですが、やっていることは残忍で恐ろしい犯罪映画です。冒頭で実話をベースにしている…と記載されてますが、エンドロールで嘘ですって…「用意周到に狙って、人を喰ったような作品」をワザと作った…ってところでしょうかねぇ〜登場人物が「デビッドリンチのツインピークス」みたいにそれぞれに一癖あって観ているこちらには不思議な印象を残すことに重点を置いて作られていて、無計画な成り行き連続殺人事件をコミカルに描いています。
    要するにコーエン兄弟が手技を駆使して作り上げた滑稽劇って作品ですね。

  • 2017年12月18日鑑賞。田舎町ファーゴで金に困ったカーディーラーが仕組んだ狂言誘拐だが、次々に人が殺害される連続殺人事件となり…。コーエン兄弟の出世作と言われる映画、車社会ののどかな町と雪原と陰惨な殺人・チンケなたくらみなどの雰囲気がよく緊張感があって楽しめた。「顔が変」と言われ続けるスティーブ・ブシェミの小悪党ぶりもいい。が、結局「ピーター・ストーメアが異常者だったのね」で終わってしまい、地域の閉鎖性・平凡な人間の飛躍・意外な展開などを存分に味わえる脚本にはなっていないような気もする…面白い映画ではあったが。

  • えーこの映画のどこがコメディ要素があるの?
    残虐この上ない。妻の誘拐を頼んだ自動車セールスマンのジェリー(ウィリアム・H・メイシー 、ERのモーゲンスタン医師ではないか)(お金をあとで回収できる算段で修理の部下に依頼。その知り合いが連れてきた連れがとんでもない無口な殺人鬼だった!ピーター・ストーメアね)
    どこか”ノーカントリー”のおかっぱ頭の男を思い出す。
    スティーヴ・ブシェーミ のことをどんな男かと警察に聞かれた人ばみなちっちゃくて変な顔って言うのはおかしかったけど。
    結局、呼び止めた警官、それを見た通りすがりのアベックふたり、義理の父、駐車場の管理人、妻、相棒(スティーヴ・ブシェーミ)その死体の処理の仕方が粉砕機でってありえない。
    身重の警官フランシス・マクドーマンド(なんとジョエル・コーエンの奥さん)も絶対殺されると思った。車で連行される時でさえ安心できなかった。
    ノースダコダ州の冬気色がシンプルプランを彷彿とさせた。
    この型破りな殺人映画でフランシス・マクドーマンドとコーエン兄弟はオスカーを手にした。とあった。

    Fargo 1996年 98分 米 英 Amazonプレミアム
    監督 : ジョエル・コーエン
    出演 : フランシス・マクドーマンド スティーヴ・ブシェーミ ウィリアム・H・メイシー ピーター・ストーメア ジョン・キャロル・リンチ

  • 雪景色と寂れた感がある街が舞台。そんな所で淡々と女性警官が殺人事件を解決し、普通の生活を送れる事が何よりも幸せと感じる場面が印象的だった。

  • This is a true storyって書いてあるから、これはすごい事件だと震え上がった。世の中にはアホな夫がいるもんだな、犯人は頭がおかしいシリアル・キラーだったのかな、殺された犯人が雪に隠したお金もきっと誰かが後から見つけた?のかな?っていろいろ想像した。特に妊婦の警察官の女性が巻き込まれて殺されないか、最後までハラハラドキドキした。

    結果、誰も死んでない・・・

    実話じゃない・・・って・・・

    コーエン兄弟にすっかりしてやられた!!!!
    しばらく勝手にコーエン祭りを開催することを決定。

  • アメリカ・ノースダコタ州の都市ファーゴをタイトルにしたこの作品、奥さんを悪党二人組に偽装誘拐させて義父から身代金を取ろうとするカーディーラーの営業部長とこの事件を追う女性署長の物語です。悪党の一人はプリズンブレイクでジョン・アブルッチを演じたピーター・ストーメアさんでした。髪が金髪だったのではじめは判らなかったのですが、やっぱり悪人役があっており、途中で判りました。
    途中、変な日本人が出てくるのですが物語の進行上で何の意味があったのかな~?

  • 初のコーエン兄弟作品。
    登場人物が総じてクズばっか。金策のため、狂言誘拐を目論む営業部長。はした金のために協力するゴロツキは些細なことで殺人を犯す。事態は悪い方向へばかり転がっていき、もはや破滅しかない…
    そんななか、唯一まともな登場人物は子供を身ごもった女性警察官。演じるのは、フランシス・マクドーマンド。捜査の過程で出会う娼婦やかつての知り合い…その知性のなさや異常さに思わず笑える場面もしばしば。
    生きる楽しみをもった女性警察官とそれ以外のクズとの対比が素晴らしい。

  • カー・ディーラーのランディガード(ウィリアム・H・メイシー)は借金返済のために自分の妻ジーンを誘拐し、会社のオーナーでもある義父から身代金をいただこうと考えた。誘拐を実行するのは、妙な二人組、カール(スティーヴ・ブシェミ)とグリムスラッド(ピーター・ストーメア)。だがジーンを自宅から誘拐した二人は、隣町ブレイナードまで逃げたところで、停車を命じた警官と目撃者を射殺してしまう…。

    これと言った盛り上がりもなく淡々と話が展開されていきますが、事態がどんどん悪い方向に転がり収拾がつかなくなっていくプロセスが面白く引き込まれます。マージ(フランシス・マクドーマンド)の日常生活と雪原美を組み込むことで、シリアスになり過ぎず独特の雰囲気を醸し出しています。サスペンス物なのに緊迫感が足りないのが難点ですが、コーエン監督の世界観を受けいられるか否かで評価が分かれるのではないかと思います。

  • 狂言誘拐をきっかけに、次々と人が殺されていく。
    他のレビューを読むと、サスペンスながら、コメディらしさもどうやらあるらしい。
    どういったところがコメディなのか、イマイチ分かりづらかった。現地の訛りやアメリカ特有の事情といった知識が無いとそうした理解が難しいのかもしれない。

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