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感想・レビュー・書評
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矢沢永吉が何故成功したのか。どのような考えで行動してきたのか。何故、スーパースターになる志を立てたのか。矢沢永吉の言葉でありのまま語られる、人生感が面白い。
幼いころの厳しい環境があったからこそ、あれだけの強い熱量をもって行動できたと推察できる。
ものすごくつらいことは、乗り越えれば人生の大きな糧になることを、改めて実感させられた本だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今年で74歳になった「自他ともに認める」スーパースター、矢沢永吉の「古典」とも云えそうな自伝的語録集。
本書の存在は長年伝え知ってはいたものの、実際に手に取って読んでみたのは初めて。そしてまず驚いたのが、本書がもう50年近くも昔に書かれた本だったってこと。
まだ矢沢28歳だぜ!?今なお現役のキャリアのまだ3分の1足らずの「途中」で、もうこれだけの強烈な熱量の自意識と自己肯定。まるでもはや、もうこの30歳未満の時点で既に、自らの野望と夢の大半を実現してしまったかのような。ある意味、実に下品に尊大な、しかし同時に、圧倒的に説得力のある「経験者が語る成功譚」とも云える。
そして実際、この本から50年近くを経た今もなお、彼はこの本で吠えていた自説持論や自らの生き様を全く変えずに貫き通しているようにも見える。むしろそのこと自体の方がスゴイこと。そう。この本そのものの内容よりも、それから約50年を経てもなお、矢沢がこの本で自ら語っている矢沢であり続けていることが、素直に驚嘆と称賛に値する。
いや参った。確かにすげぇヤツだよ、あんたは。矢沢さん。 -
高校生の時以来だから、34年ぶりに再読。
当時、かっこいいなぁと思い読んだけど。
何が凄いって、28歳の永ちゃんがこの若さで語っている事。そして45年経った今も第一線でやり続けている事!言葉遣いは悪く、汚い言葉も多く本人も言う様にハッタリなんだろうか。
グレるは、はぐれるから来ているという事は知らなかった。 -
矢沢永吉という人の存在やテレビでのパフォーマンスは見ていたが、世代的に年齢を重ねてからの永ちゃんしか知らなかったですし、父が矢沢永吉ファンという事だったので読んでみた。
まず、家庭環境、壮絶な過去に驚きました。
その環境はハングリーさと言葉にすれば安くなりますが、気持ちの部分が形成されたんだと思います。
とにかく真面目で自分の夢に真っ直ぐに突き進む。気持ちいいくらいに。多少冷たい部分や打算的なところはあれど、でもそれは自分の夢のため。向上心を絶やさない。
テレビのイメージって当てにならないなぁと思った。
どんなに売れても調子に乗らず家庭を大事にして、己のやりたいことを貫く。
かっこよすぎて、荒を探すのが難しかった。 -
中学生の時、友達がこぞって読んでいたし、話題になっていた。
永ちゃんの成りあがり、ブームだった。
けど、その時は読まなかった。
大した理由があったとは思えないし、単に興味がなかったのかも。
あれから42年経って読むとは思ってなかったけど、読んでよかった。
読んでると、ものすごいエネルギーに包まれる不思議な感覚。
今読むことに、自分の中のタイミングの良さを実感。
なんで読もうと思ったのかわからないけど、自分から永ちゃんに近づいていってたどり着いた感じ。
面白かった! -
EIKICHI YAZAWA
華やかな経歴とは裏腹に、デビュー前は過酷な貧困時代を送っていた著者。現在、何かくすぶっている人に響くものがある。やる気アップしたいときに。 -
ほぼ日21周年、糸井さんと矢沢永吉さんの対談最中なので読んでみた。なるほど火がつく本だ。やっぱりインタビューしよ。
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こんな辛い過去が永ちゃんにあったなんて知らなかった。そういうのを乗り越えて、今でも音楽をやり続けている彼は、やっぱり凄いと思う。