前半は講演旅行のレポート。ブログのような文章が続きます。後半は印象と経験に基づいた政策提言。著者の思い込みだろという内容です。総じて、読む価値は低い本でした。
ただ、この本の価値が低いのは、僕がオタク文化に非常な興味を持ってる人間だからであり、「知ってた」の一言で片づけられる本だからであります。あなたが貿易とか数字の話ではないクール・ジャパンに興味はあるけどマンガはワンピースの名前を聞いたことがあるくらいという人間であれば、あなたのためにある本だと言えます。
しかしまあ、有識者会議って、偉い人が経験論だけで適当なことを語る場ってイメージでしたが、やっぱりそんなもんなのかね。人選は毒にも薬にもならぬってのが大事なんかなあ。