ブッダが教えた「業(カルマ)」の真実 初期仏教の本 [Kindle]

  • 宗教法人日本テーラワーダ仏教協会
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感想・レビュー・書評

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  • カルマについての理解が深まった。
    本書を読むまではカルマとは、自分がやったことのお返しで、期待することもあったし、悪いことが起きたら何かしたかカルマを考え始めたりすることがあった。しかし、ブッダは考えてはいけないことのひとつとして、カルマを挙げている。また、妄想的な考えをしないことも上座仏教らしい考え方で、腑に落ちた。

    哲学書などを読むより、まずスラマナサーラ長老の本をたくさん読むほうが学びが多そうです。とてもいい本でした。

  • ひとつひとつ丁寧に噛み砕いて説明してくれている。そういえばこれは聞いたことがあるなとか、あの言葉の意味はこういうことだったのかと、大変分かりやすい。 例えが凄く上手く、何も知らない状態でもすんなりと読めた。
    業のことが難しくて、範囲が広すぎて分からないなと最終的に思ったけど、お釈迦様は業を考えてはいけないと説いているのだった。大体こういうものだと捉えるのみにしておくのが素直に正解だと思えた。
    智慧を育てること・生命がなくなる原因の説明にモヤモヤする所があったのと、「慈しみを実践するとケガもしません」の一文には驚いた。
    それと、神などの存在をかなり明確に否定して、それらを信じている人や他の宗教をも否定しているように思えるので、その辺の書き方は少し気になる。
    自我が錯覚であるというのは耳が痛いなぁ。
    散々色々考えてしまったが、シンプルに、悪いことをせず善いことをする、ってのが一番大事なんだろう。

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著者プロフィール

アルボムッレ・スマナサーラ
Alubomulle Sumanasara

テーラワーダ仏教(上座仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事している。朝日カルチャーセンター(東京)講師を務めるほか、NHK Eテレ「こころの時代」「スイッチインタビュー」などにも出演。著書に『サンユッタニカーヤ 女神との対話 第一巻』『スッタニパータ「犀の経典」を読む』『ダンマパダ法話全集 第八巻』『ヴィパッサナー瞑想 図解実践─自分を変える気づきの瞑想法【決定版】』(以上、サンガ新社)、『怒らないこと』(だいわ文庫)、『心は病気』(KAWADE夢新書)、『ブッダが教える心の仕組み』(誠文堂新光社)、『ブッダの教え一日一話』(PHP文庫)、『70歳から楽になる』(角川新書)、『Freedom from Anger』(米国WisdomPublications)など多数。

「2023年 『無常の見方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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