鼻/外套/査察官 (光文社古典新訳文庫) [Kindle]

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  • 「我々は皆ゴーゴリの「外套」から生まれ出でたのだ」
                  ドストエフスキー
     ペテルブルクに住む下級役人アカーキー・アカーキエヴィッチの悲哀と怒りが伝わる…だけでは終わらない「外套」
     八等官コワリョーフの鼻が消失するシュールな「鼻」
     どうやら本物の査察官と間違われたらしいと気づいた素寒貧のフレスターコフは市長達の弱みに付け込み…「査察官」
    この作品はゴーゴリの代表作3作の共演で、作中ではやたらとペテルブルク、ペテルブルクいってるのだがべらんめいな落語調なため江戸の町が舞台にしか見えず、ロシアの雪ではなく忠臣蔵で降るような雪がちらつく。こんな所で脱ロシアしなくても…
    訳は分かりやすいが色々台無しな残念な作品だった。訳者による解説は良かったのが救い。


  • 本編読了 なぜ落語調?

  • 『鼻』ってカフカが同じお題で書いたら実存チックになるんだろうけど、ここはロシアだヴォトカでも飲めや。

  • 解説でも言及がありましたが、ゴーゴリの一見真面目さの中に支離滅裂さ、愉快さというのは読んでいて面白いです。査察官のラストは思わず声を上げて笑ってしまいました。これで風刺的であると批判を受けて驚いたらしいゴーゴリ?にこっちが驚きです。あと本書の場合、訳文が落語調なので癖があるかもしれません。

  • 読了。落語風に翻訳してあるんだけど、内容も完全に落語だった。一番落語だったのは「鼻」で(蛇足ながら先にショスタコーヴィチのオペラを知っていて、原作を読んでみようと思ったのだ)、鼻が服を着て歩いているシーンなど、想像するだに笑ってしまう「頭山」的なシュールさがある。と思って読んでいたら、訳者あとがきに、まさに「頭山」に似てるということが書いてあった。日本人ならだれでも共通の想起をする話なのだろう。そして、これも光文社のシリーズだけあって非常に読みやすい翻訳だった。

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