折られた花: 日本軍「慰安婦」とされたオランダ人女性たちの声 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 戦時中の急オランダ領東インドで、日本軍による強制売春の被害にあったオランダ人女性たち8人のルポ。話が話だけにけっこうきつい。
    慰安婦(あるいは戦時中の強制売春)となるとどうしてもアジアの女性という印象がある。実際に大半がそうなのだろうが、欧米の植民地があってそれなりの数の欧米人が住んでいたわけだから、少数とはいえ彼らもその被害に遭っていたのは不思議ではない。国籍や人種で問題の性質が変わるものではないけど、とはいえそういう事実を知ってるか知らないかでは、イメージの面で違いがあるように思う。
    この本で取り上げていたのオランダ人女性だが、実際のところはどうだったのだろう。戦後も70年を過ぎて当時を知る人が減っていくと、実態はますますわからなくなるな。

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著者プロフィール

1941年、旧オランダ領東インド(現インドネシア)スラバヤ生まれ。第二次世界大戦後オランダに引き揚げる。ロッテルダムのリセウム卒業後、ライデン大学でオランダ法を専攻、選択科目としてアムステルダムの自由大学法学部で刑法、犯罪学、児童法を学び、1972年卒業。オランダ対日道義補償財団ならびにオランダ事業実施委員会代表などを歴任。

「2013年 『折られた花』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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