沖で待つ [Kindle]

著者 : 絲山秋子

• 文藝春秋 (2009年2月10日発売)

感想・レビュー・書評

[raga-movieさんの感想 · 2019年6月14日]

絲山秋子の文章には心震わせる言葉が宿る。読み手それぞれの過去に影響があるので万人共通ではないだろうが私にはピタリとハマる。これも縁なのでしょう。

[Tさんの感想 · 2023年8月24日]

自分好みの作家と出会った時はいくつになっても嬉しいものですが、この作品も絲山秋子という作家と出会うきっかけをくれた思い出深い作品となりました。特に本作の1番はじめに収録されている『勤労感謝の日』、主人公のキャラクタが良すぎて一瞬でファンになりました。
夜を買うって表現がカッコよすぎる…

著者プロフィール

1966年東京都生まれ。「イッツ・オンリー・トーク」で文學界新人賞を受賞しデビュー。「袋小路の男」で川端賞、『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、「沖で待つ」で芥川賞、『薄情』で谷崎賞を受賞。

「2023年 『ばかもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」