不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ツイッターやSNSが今ほど盛んになっていない頃、
    一億総活躍とかいう言葉が出るよりももっと前、
    松本仁志の朝の冠番組もなく(笑)
    まとめサイトもなく、
    LGBTの認知度は低く、
    マタハラ・モラハラという言葉もまだない。
    人々はスマホを持ち歩いていない。
    個人による多様な情報の発信が今ほどは目立たず、
    多様性に関する議論が今ほどは繊細でなかった、
    2000年代末ごろに出版された本。


    この本では「社員間のつながり」に大きな価値を与えて議論を進めているけれど、いまはSNS、トークアプリなどのツールが進化している。
    情報のかたちが大きく変わったし、社員にとっての「魅力」も当時よりかなり多様化したと思う。

    紹介されているタコツボ化・評価情報・インセンティブのフレームワークは今でもまだ十分適用可能ではあるものの、
    現在の社会状況のなかでは、時代の変化にあわせてより巧妙化していく必要がありそう。

    ただ、人が互いにどのような意識を持つべきか、会社にどのような場があるべきか、どのような報酬を得られるべきか、どのような気持ちでいられるよう心がけるべきか、という基本的なヒントは得られました。

    人は社会的動物だ、と2回繰り返して書かれていました。
    職場では、その言葉を一度思い出してから、人への接し方を考えようと思う。

  • 協力する職場は成員のパフォオーマンスを上げる
    協力することを価値づけるための工夫とは
    感謝と認知
    外発的動機づけだけでは人は持続的に自律的に働かない

  • 組織的に負の感情の連鎖を止める工夫は難しいだろう。せめて自分のチームでは活用していこう。

  • 最初に読んだのは2008年ごろ。その時は何故これを買ったのか思い出せないけど、なんとなく読んでた。いま、ギスギスした職場に来て読み返してみると以前読んだ時とは比べ物にならないほど響いた。

    特に響いたのは、協力云々より、仕事のタコツボ化のこと。(もう諦めたけど)私がもっと活用して欲しいと思うシステムも、突き詰めれば情報共有の強化が大きい(かった)。

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