あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。 [Kindle]
- 東洋経済新報社 (2014年1月9日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (187ページ)
感想・レビュー・書評
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ガス抜きにしかならないような気がします。
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著者の意見にはだいたい同意だが、特に目新しいことはない。
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内容は当たり前のことが多い。幸い私はかなり恵まれた環境で働いているので、あまり響くものはなかった。だがしかし、それに甘えているようではいけないと思わされたし、日本の労働環境はとてもおかしいということも再認識した。スキルを身につけて転職を考えるべきなのかもしれない。
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2018/8/29読了
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筆者の主張と同世代であるためか、ほぼ同じ考えをしていたため、本書によって新たに得られたものはなかった。
当たり前が、当たり前に言われていないのが問題だと語る筆者だが、その社会を変革するためにどうすれば良いのか、そこに突っ込めていないのが所詮ブログ本レベルなのかもしれない。
社会学的なアプローチや数字などは一切ない。ブログの切り貼り本。 -
本書からはとても気付かされることが多い。
私は、担当医師からADHDは苦手なことではなく、得意なことを仕事にしたほうがよい、といわれ、そうだ、と楽天的に考えていたが、本書を読んでその医師の考えは半分正しく、半分間違いであることが気づいた。
つまり、得意なことなど、会社にある保証はないのだ。
では、私のようなADHD者はどうするのか。
本書は、ADHDとは何も関係ない日本の労働観に対するユーモア溢れたエッセイではあるが、本書は日本には人間にはプライベートを重視する、という考えが日本には根付いていない、と指摘する。
であれば、障害者としての特性を使い、会社に使われるのではなく、私のようなADHD者の得意は、プライベートで実現すればよい。
仮に会社に自分の得意があっても
本書のタイトルを思い出そう。
あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください、
と、合理的な判断をしよう。
特に、ADHD労働者は、得意だと過集中してしまう、という、経営陣には都合がよい特性がある。
そんなときは、本書のタイトルをやはり、思い出そう。
そして、これは、私のようなADHD者だけではなく、定型発達こそが、読み、いつも、目につくところに置き、まるで、聖書のように紐解く本である。
私は、リラックスしながら、よい読書をしている。 -
私は定時で帰るのが当たり前だし残業なんて1秒だってしたくない。サラリーマンは残業が当たり前の人が多いんだなぁなんて世間知らずなだな私。
だけどやりがい大事って思ってた。お金のために割り切って働くのもいいのかな…
だけど今の私の仕事はやりがいよりも、イライラとかやになる事が多くて何かこんな自分がいやになる。
仕事ってなんだろう。。。
改めて考えました。 -
当たり前のことが当たり前でないこの日本の社会にとって当たり前のことが書かれているこの本は夢物語なんでしょうか。労基法を遵守しようなんていうゴクゴク当然なことができない、やろうとしない経営者。そしてそれを受け入れてしまっている労働者。それじゃあいつまでたっても変わりはしないね。労働の価値、やりがい、そういったものも大切でしょう。でもそれがすべてじゃない、プライベートが大切だって胸を張って言える社会に。会社に。公務員だって現状は同じ。一企業だけじゃなく国がそれを認めてるんだからおかしいっての。人の好意(弱み)に漬け込んで真っ当なことができない社会。そんな国ならもういらない。
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2014年1月発刊。丁度自分が大学を卒業する直前に出た本…と考えると、色々思うところがある。
私は会社で言われる「常識的な社会人」から脱落して今に至るので、この本の主張はちょっと心強く感じられた。