- Amazon.co.jp ・電子書籍 (206ページ)
感想・レビュー・書評
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「読みたい」と思わせるには自分と他者が要る
最も伝えたいことを転に置き、そこで私の物の見方・価値観が変わる
書くことは精神のストリップ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館本。 今年は書く年にしようと思って読んでみました。エッセイの書き方がわかりやすく書かれていて、これからエッセイを書きたいと思っている人は最初に読んでおくべき一冊だと思います。正直、これを読めばエッセイ塾に行く必要はない。あとは自分で書きまくって努力すれば良い。でも結局エッセイで一番大切なのは「ネタ」の面白さなんだと実感しました。だから経験豊富な有名人のエッセイは面白んですよね。エッセイに適した起承転結についても説明しているけれど、全てのエッセイがこの起承転結通りに書かれたらつまんないなぁと感じた。
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週刊朝日や朝日新聞の論説に携わっていたエッセイ塾の塾長が、塾生やその他の文章を引用しつつ、読まれるエッセイの文書について解説する本。
説明のための引用部分が多くを占めており、内容としては文章を起承転結で分割しようというものと、読み手のことを想像しようという2つに大別できる。
- 起承転結の転に伝えたいことを持ってくることで流れができる
- 読み手に具体的な想像のための情報を与える
- 観察眼を鍛え、日常から場面を情感含めて切り出す
という感じ。
内容自体はサラッと読めて良かったが、随所に出てくる「男が」「女が」といった性差による視点の話は現代的ではないなあとちょっともやもやした。 -
エッセイは起承転結の型で書き、読み手の目を意識することが大切、と書いてあった。面白いと思わせるには自らの客観視がまず第一歩だと思っていたので納得した。著者のエッセイ塾の生徒の書いたエッセイを例にして説明が進むので分かりやすく、読んでいて面白かった。自分が深く掘りたいジャンルが他人のプライバシーに関わったらどこまで踏み込んでいいのかは疑問が残ってしまった。
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元『週刊朝日』の編集長が,エッセイの書き方のコツを教えてくれます。加藤さんが紹介してくれるテクニックはとても分かりやすいです。それは,自分のエッセイ塾の生徒の作品を通して具体的に教えてくれるからです。
起承転結
読み手を意識して
というのは,昨今の教育現場でも言われています。
新教育課程では,文科省肝いりの「言語活動の充実」とやらで,国語科の中でも,しっかり「書くことのこつ」を教えようとしています。これは,これで,今までの国語の授業よりも,教えるべきめあてがはっきりして,指導がしやすくなりました。
本書は,私たち大人が受けてきた国語教育で抜けていた部分を,しっかり教えてくれています。