- Amazon.co.jp ・雑誌 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 4910159230349
感想・レビュー・書評
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イラストレーターのなかむらるみさんの作品です。
大ピンチずかんのイラストを描いている方のようです。
ピンクは女性のイメージがありますが、男の子がピンクのランドセルを選んだら…という投げかけからスタートします。
今作は文字が多く、なかなかに情報量が多いです。
・かわいいピンクか、かっこいいピンクか
・日本の建物にピンクが少ないこと
・ウガンダでピンクの制服
・桃色について
・ピンクはいつから女の子の色
・悲しいピンクの働き
などなど
なかなかに、考えさせられる部分がありました。
/_/ 感想 _/_/_/_/_/_/
本の見た目がいつもと違っていて、ピンク色で目立っていました。
昔、薄いピンクのYシャツを着ていて、「私ピンクのYシャツ着る人ヤダな」と女性に言われた記憶があります。その女性がだれだったかは忘れましたが、それからピンク系のYシャツは着なくなったのを思い出しました(笑)
ピンク自体は好きなので、ピンクの服は今でも着ています。薄い色ですが…
たしかに、ピンク色のイメージは、偏っている感じがします。少しずつ、そんなイメージも変わってきているんでしょうが、色の選択の自由度があがると、人生はより楽しくなりそうだな〜と、この本を見て感じました。 -
好きな色があることは、人生をとても豊かにする。それをとても思い知らされた。
男の子がピンク色のランドセルを選んだら、という新聞の投書を発端に、ピンクをめぐる話が色々でてきて、すごくおもしろかった。
色彩のことだけでなく、外国の文化のこと、平安装束のこと、色盲(というのはよくない言い方かもしれないけど)とか、いろんな研究者を訪ねてまとめていて、「へー、そうなんだー」という新しい発見が要所要所にあった。
特に、タイの曜日と色の話はとても興味深かった。
先日『赤の図鑑』を読んで、これはおもしろい…!と思ったばかりだったので、なんとなく自分の中でつながりを感じている。
つながり、といえば、同じく福音館書店からでている『こどものとも』年中向きの2024.3月号は、ピンクの帽子がお気に入りのブタくんのお話。「こぶくん」だし、「ぼく」なので男の子を容易に連想するのだけど、「ピンクの帽子」に私は何の違和感も持たなかった。
息子の保育園のクラス帽子が「もも組」にちなんでピンクだから、「わぁー、一緒だねー」と子どもたちも大喜びですっかり気に入った様子だった。
我が家は第1子が女の子で、第2子が男の子。ピンクのボーダー柄や、ピンクのズボンはお下がりで普通に着せている。
しかし、ランドセルだったらどうだろう。
息子がピンクのランドセルを選んだら…「おぉ、それいいね!」と言えるだろうか。「こっちもいいんじゃない?」とか言って、他の色を選ぶように誘導したりしないだろうか…。
そういえば、年長クラスの保護者の方と立ち話で、「いよいよ卒園ですねぇ、ランドセル何色にしたんですか?」と聞いたことがある。
「赤にする!とか言ったら男の子なのにどうしようかと思っていたら、結局、青地に赤のステッチが入ったもので落ち着きました」みたいな内容が返ってきた。
もしかして浦和レッズファンのご家庭なのかな、と勝手に思っていたので、赤を選んだら「We are REDS!」と大喜びになりそうな話なんじゃないか、と思っていたこともあって、咄嗟に言葉に詰まってしまって「それもいいですね」みたいな曖昧な答え方をした気がする。
うーん。思い込みとか刷り込みって怖い。
赤が女の子のランドセル、という思い込みは経験上わかる。自分自身がそうだった。
だけど、「やっぱり赤は女子の色ですよね」と同調するのもちょっと違うかな、と思ったりしている。
いっそのこと「レッズファンのご家庭だと勝手に思ってて、てっきり赤を選んだんだと思ってました!笑!」みたいな話をすればよかったかな、と、ちょっと後悔している。
今度、赤いランドセルを持つ男の子と出会ったら、「ひょっとしてレッズファンなのかな」とか、ピンクならば、「ひょっとしてセレッソのファンなのかな」と思えばいいんじゃないかと思っている。
もちろん、それ以外の理由でも全然構わない。
好きな色のランドセルを選べる。よい時代になった。
本書の後半、新聞記事の続きで、ピンクのランドセルを尊重した親にエールを送った、と紹介された男性の話がとてもいい話だな、と思った。
いろんな国のピンク。いろいろな文化のピンク。
「こうでなくては」を、自分の中でもひとつひとつ「これもアリなんだな」に変えていきたい。 -
「ピンクは女の子の色なの?」という疑問を出発点に、世界中の、そして歴史的ないろいろなピンク色にであっていく旅。「女の子の色」という思い込みには大した歴史も広がりもないこととピンクと一口に言っても色合いには幅があるんだなということがわかる。
著者の思い出の作品として、わたしにとっても思い出深い中川李枝子&中川宗弥「ももいろのきりん」が登場してなつかしかった。思えばわたしもあまりピンクの服などを与えられず(妹はピンクで私は赤、のような感じで・・・)あこがれがあり、大学生になってから帽子とかカーデガンとかピンクのものを身につけるのがうれしいものだった。
中川夫妻の項で「ピンク」と「ももいろ」の語感の話が少し出てきたが、いろいろな言語や文化の中での「ピンク」の位置付けを調べるのはおもしろいと思う(ちなみに佐々木マキによる「ピンクのぞうをしらないか」というおもしろい絵本があるが、英語の「ピンクの象」の象徴する意味を知るとちょっと奥行きが増す)。
大人なら、芋づる式読書として堀越英美「女の子は本当にピンクが好きなのか」(河出文庫)もおもしろいと思う。 -
ピンクのコンバースを履いていると、9歳の娘に「それ、お父さんが履くの嫌だ」と言われる。やはり「男性がピンクを身につける」ということに、違和感があるようだ。ひとまず、これを読ませてみたが、まだピンときていない様子。そのうち、伝わるといいなあ。
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面白い本です。ピンクのランドセルは男の子にどうなのかというところから始まります
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「孫の男の子がピンクのランドセルを選んだ」という新聞の投書をきっかけに、いろんな切り口でピンク色について調べた本。1000年前のピンク、いつからピンクは女の子の色になったのか、タイでは曜日ごとに色があること、インドのピンクシティ、投書の男の子にエールを送った男の人の話、などなど…たくさんのピンクにまつわる逸話を著者と追いかけるうちに、いろいろなことを感じ、考えさせられる本でした。
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雑誌たくさんのふしぎ2024年3月号。日本では「かわいい」「女の子の色」のイメージがあるピンク色。でもそれほんと?建築、植物染色、口承文芸、化学、服飾、美術、写真、色彩論など、様々な分野における「ピンク」をテーマにしたルポタージュ。
古今東西、多様多彩、魅力的なピンクがたくさん登場。ピンクいいね。とてもかわいくかっこいい。なんとなく植え付けられちゃった固定観念って怖いね。とんでもなく視野が狭い。世界は広いよ。時代は動いている。
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「子どもを本好きにする10の秘訣」>「生き物・自然」で紹介された本。
で、かっこいいピンクのお話をされていました!
ピンクって、優しい気持ちになる...
で、かっこいいピンクのお話をされていました!
ピンクって、優しい気持ちになる色かなって思います( ◜‿◝ )♡
そう、アメリカでは、ピンクは攻撃性を抑止するということで、刑務所の壁をピンクにするとか、囚人のパンツをピンクにす...
そう、アメリカでは、ピンクは攻撃性を抑止するということで、刑務所の壁をピンクにするとか、囚人のパンツをピンクにするとか、そんなこともやってるみたいです。それを、どちらかというと、悲しいこととして、取り上げてました。
なんか、いつも、この時間にaoiさんとやりとりしてる気がします(笑)
サザエさんタイム(^-^)
桃色や桜色なら素敵かもだけど
蛍光ピンクならどうだろう(笑)
なんだか尖った人間になりそう(•...
桃色や桜色なら素敵かもだけど
蛍光ピンクならどうだろう(笑)
なんだか尖った人間になりそう(• ▽ •;)