魔女の宅急便 (6)それぞれの旅立ち [Kindle]

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  • KADOKAWA / 角川書店
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  • 「魔女の宅急便」シリーズの最終作は、キキが母親に。おして、トトとニニという双子の子どもがいます。

    魔法使いになりたい男の子のトトと、魔女の力を持ちながらなんだか定まらない女の子ニニの、それぞれの成長のお話に加え、キキが母親としてどうやっていくのか、の話。
    すごいと思ったのは、どこかに必ず感情移入できる人物がいる。そして、この作品は、今までで一番ネコの存在感が大きいかも。
    もうベテラン魔女のキキの相棒、ジジ。キキの娘のニニが魔女になるために、ジジが不可欠だった。
    魔女猫ってこういう存在だったんですね。
    最後、双子はそれぞれの出発をしますが、少し感動しました。

    すごく素敵な話なので、このお話も映画化されてほしいような、世界観が崩れると嫌なような。とにかく、多くの人に読んで欲しいと思いました。

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著者プロフィール

1935(昭和10)年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、出版社に勤務する。25歳の時からブラジルに2年間滞在し、その体験をもとにしたノンフィクション『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で作家デビュー。著書に『ズボン船長さんの話』『小さなおばけ』シリーズ、『魔女の宅急便』『ぼくびょうきじゃないよ』『おだんごスープ』『ラストラン』など数多くの絵本・児童文学作品がある。産経児童出版文化賞大賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文学賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など受賞作品多数。

「2017年 『いろはにほほほ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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